今回は、ブルーモーメントとは?時間と条件は?ブルーアワーやマジックアワーとの違いも!と題してお届けします。
2024年4月24日(水)22:00〜スタートする山下智久さん主演のドラマ『ブルーモーメント』。
タイトルの『ブルーモーメント』は造語ではなく、日の出前と日の入り前の少しの時間に見られる、街全体が濃い青色に染まる時間のことです!
「いや、日の出前、日の入り前はオレンジっぽくなるんじゃないの?濃い青なんて見たことなけど?」と思っている方も多いと思います(><)
絶対キレイだから見てみたいと思いつつ、具体的に何時くらいに見られるのか気になりますよね!
本記事では、ブルーモーメントとは?時間と条件は?ブルーアワーやマジックアワーとの違いも!と題して詳しくご紹介していきます。
- ブルーモーメントの意味
- ブルーモーメントを見られる時間・条件
- ブルーアワーやマジックアワーとの違い
ぜひ、最後までお付き合いください(*^^*)
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ブルーモーメントとは?
「ブルーモーメント」とは?
日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる現象・時間帯のこと
ドラマ『ブルーモーメント』のタイトルにもなっている「ブルーモーメント」の意味は、上記のとおりです。
- 太陽が出る夜明け前
- 太陽が沈んだ夕焼け後
の少しの時間帯に空が青くなる現象や、その時間帯が「ブルーモーメント」と呼ばれています。
日の出前も日の入り後も、空は赤やオレンジ、黄色っぽくなる印象でしたが、太陽が出る前の短い時間、太陽が沈んだ後の短い時間は、青く見えるそうです!
つまり、
- 日の出は「夜空→ブルーモーメント→朝焼け→青空」
- 日の入り「青空→夕焼け→ブルーモーメント→夜空」
ということですね!
元々はデンマークやスウェーデン、フィンランドといった北ヨーロッパで生まれた言葉です。
北ヨーロッパは薄明の時間が長いため、白夜の時期は数時間にわたってブルーモーメントが見られるんだとか!
【薄明とは?】
- 日の出の直前
- 日の入りの直後
の、空が薄明るい時間帯のこと。
【白夜とは】
- 真夜中でも薄明
- 太陽が沈んでも暗くならない
現象のこと。
日本だと短い時間なので結構狙わないといけませんが、北ヨーロッパの方は見慣れているのかもしれませんね♪
深い青に見える原理は?
ブルーモーメントになる原理について、画像付きで解説していきます!
まず、そもそもの空が青く見える理由から。
太陽の光は、色々な色が混ざっており、色ごとに「波長」が違います。
赤・オレンジ〜〜〜〜〜
黄色〜〜〜〜
緑〜〜〜
青〜〜
紫〜
太陽の光は地球に振ってくる時、「空気の層」を通過し、空気中の酸素や窒素の分子に当たって光が散らばります。
画像のように、青系が散乱しやすく、赤系は散乱しにくいため、私たちからは青色の空に見えるのです。
では、夕焼けの時は?
夕焼けの時は、太陽の距離が長くなります。
これにより、波長の短い青系は散乱してなくなってしまい、「波長の長い赤系が地上に届く」ため、私たちからは夕焼けの空に見えるのです。
では、ブルーモーメントの時間帯は?
日の入り後、太陽は地平線の下に行くため、太陽から直進する赤系の光は見えなくなります。
しかし地平線の下にはまだ太陽はいるため、太陽の光が空の高い所に当たり、散乱しやすい青色の光だけが残るのです。
普段の青空は、青以外の光も一応散乱はしているため、水色のような青空に見えます。
一方、「ブルーモーメントの時間帯は他の光は散乱せず、散乱しやすい青色の光だけが残っている」状態であるため、深い青色に見えるというわけです!
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ブルーモーメント時間と条件は?
ここは風が弱いと水鏡ができやすい場所です。(長靴が必要ですが…)ブルーモーメントの時間帯の水鏡は至福の時ですね。2枚目は少し崩れていますが、これもまた自然現象で面白いです😊#鉄道スナップ #鉄道風景#神戸電鉄#神鉄粟生線#美嚢川橋梁 #ブルーモーメント#水鏡 #マイクロフォーサーズ pic.twitter.com/gIXNd1bjkN
— Takashi Okuda (@OkkeyT) March 5, 2022
ブルーモーメントの意味や原理について解説いたしましたが、「私もブルーモーメントを見てみたい!」という方も多いと思います!
本章では、
- ブルーモーメントを見られる時間
- ブルーモーメントを見られる条件
をご紹介していきますので、「見てみたい!」という方に参考にしていただければ幸いです(*^^*)
時間
ブルーモーメントについて、
- 何時くらいに見られるのか?
- 何分間くらい見られるのか?
をご紹介していきます!
何時くらいに見られる?
日の出の30分前くらい、日の入り前後30分くらい
前述の通りブルーモーメントは、
- 日の出は「夜空→ブルーモーメント→朝焼け→青空」
- 日の入り「青空→夕焼け→ブルーモーメント→夜空」
という順番でやって来ます。
そのため、
- 朝焼けが出る前→日の出の30分前くらい
- 夕焼けと夜の間→日の入り前後30分くらい
で構えておくと、後述の条件に合う日であれば、ブルーモーメントを見られると思われますよ!
日の出・日の入りの時刻は場所によっても、その日によっても異なりますが、
- 冬は日の出が遅く、日の入りが早い
- 夏は日の出が早く、日の入りが遅い
ということは共通しています。
詳しい日の出・日の入り時刻が知りたい方は、から、場所・月を選択すると、その月の日の出、日の入り時刻を確認できます。 国立天文台「暦計算室」 のページ
ぜひ利用してみてください♪
何分間くらい見られる?
数分~10分間くらい見られる
ブルーモーメントを見られるのは、上記の日の出の30分前くらい、日の入り前後30分くらいの中で、数分~10分間くらいと言われています。
30分前くらいからスタンバイして見られるのが数分とは、結構短いですよね(><)
ブルーモーメントは偶然見られる時もあると思いますが、割と時間に余裕を持って、かつ時間帯を狙って見ることをオススメします(><)
条件
条件→晴れの日
ブルーモーメントを見られる時間帯は前述の通りですが、条件が合わないと見られません(><)
その条件とは、「晴れの日」であること。
- 天気が良く、雲がほとんどない日
- 少し曇っている程度なら見られるかも
という条件があり、ガッツリ曇りの日や雨の日は見られないんです(><)
また、春や夏よりも秋や冬のほうが綺麗なブルーモーメントが見られると言われています。
星を見る際にも、空気が澄んでいる冬のほうが綺麗というのと一緒ですね♪
今からの時期は冬ほど綺麗なブルーモーメントは見られませんが、ブルーモーメント自体は見られますし、1年なんてあっという間なので冬が来るまで気長に待ちましょう(*^^*)
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ブルーモーメントとブルーアワーやマジックアワーとの違いも!
今日は梅雨空に戻ってしまった富山でしたが、昨日の夕暮れ時には美しいブルーモーメントが目の前に広がりました。
昼と夜の狭間に現れる素敵な時間。家路につこうとしてる人も時折り立ち止まってはスマホでこの光景を写す姿が見られました。
写真は昨日、富山市で撮影。 pic.twitter.com/NYXj6KwLmR— masaKi (@masaKi44photo) June 23, 2018
ブルーモーメントとは「日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる現象・時間帯のこと」ですが、ブルーモーメントと似た言葉に、
- ブルーアワー
- マジックアワー
があります。
ブルーアワーと上記の単語の違いは何なのでしょうか?
本章では、言葉の違いについて解説していきます!
ブルーアワーとの違い
ブルーモーメント→現象
ブルーアワー→ブルーモーメントが起こる時間帯
前述の通り、ブルーモーメントは「日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる現象・時間帯のこと」です。
「時間帯」も意味に含まれているため大きく言えばブルーモーメントとブルーアワーはあまり違わないのですが、分けると、
ブルーモーメント→日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる現象
ブルーアワー→日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる時間帯
という違いがあります。
ブルーモーメントが起こるのは、「日の出の30分前くらい、日の入り前後30分くらい」と言われていますので、
ブルーアワー=日の出の30分前くらい、日の入り前後30分くらいの時間帯
と言えるでしょう。
マジックアワーとの違い
ブルーモーメント→マジックアワーの一部分
マジックアワー→日没後、日の出前に空の色が変化する時間帯
マジックアワーとは、「日没後、日の出前に空の色が変化する時間帯」のことで、要は「ブルーモーメントと朝焼け・夕焼けを合わせた時間帯の総称」です。
前述の通りブルーモーメントは、
- 日の出は「夜空→ブルーモーメント→朝焼け→青空」
- 日の入り「青空→夕焼け→ブルーモーメント→夜空」
という順番できます。
マジックアワーはブルーモーメントと朝焼け・夕焼けの時間帯の総称であるため、
- 日の出時→マジックアワーの前半がブルーモーメント
- 日の入り時→マジックアワーの後半がブルーモーメント
となるのです!
ちなみに、マジックアワーのうち、空が赤やオレンジになる朝焼けや夕焼けの時間帯は「ゴールデンアワー」と呼ばれています。
そのため細かく分けると、
- 日の出は「夜空→ブルーモーメント→ゴールデンアワー(朝焼け)→青空」
- 日の入り「青空→ゴールデンアワー(夕焼け)→ブルーモーメント→夜空」
となり、大雑把に分けると、
- 日の出は「夜空→マジックアワー→青空」
- 日の入りは「青空→マジックアワー→夜空」
という順番になります!
マジックアワーとゴールデンアワーの方がどっちがどっちだっけ?となりそうですが、ブルーアワーとの違いは、覚えてしまえば意外と分かりやすいですね(*^^*)
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まとめ
夜明け前や日没直後のほんの一瞬、世界が青く染まる時間のことを「ブルーモーメント」などと言いますが、そのブルーモーメントをフィンランド語では「sininen hetki」といいます。なので、これをキーワードにして画像検索すると、フィンランドの美しい「青の時間」がいろいろ見られるよ。 pic.twitter.com/xRTBtd4AC8
— moicafe (@moikahvila) March 28, 2018
本記事では、ブルーモーメントとは?時間と条件は?ブルーアワーやマジックアワーとの違いも!と題して詳しくご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
ドラマ『ブルーモーメント』のタイトルにもなっている「ブルーモーメント」の意味は、日の出前や日の入り後、空一面が深い青色となる現象・時間帯のことです!
ブルーモーメントは晴れの日の、日の出の30分前くらい、日の入り前後30分くらいに、数分~10分間くらい見られます。
ドラマ『ブルーモーメント』を見て「ブルーモーメント」自体に興味を持ち、「私も見てみたい!」と思った方に、参考にしていただければ幸いです(*^^*)
それでは、ブルーモーメントとは?時間と条件は?ブルーアワーやマジックアワーとの違いも!を最後までお読みいただき、ありがとうございました。