いりびと-異邦人- PR

いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!照山を殺したのは樹?

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今回は、いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!照山を殺したのは樹?と題してお届けします。

11月28日(日)22:00~WOWOWプライム「連続ドラマW」で放送予定の高畑充希さん主演のドラマ「いりびと-異邦人-」

美術品を見る目を持つ主人公・菜穂(高畑充希)が、ある無名の画家・白根樹(SUMIRE)の作品と出会いました。

そして、白根樹や菜穂の夫・一輝(風間俊介)、そして菜穂自身の人生も大きく変わっていくというストーリーです。

私も実際に「いりびと-異邦人-」の原作を呼んでみたのですが、「えっ!そうだったの!?」みたいな衝撃的な展開が多くあり、とっても読みごたえのある原作でした(*^^*)

ねこ先輩
ねこ先輩
「ビブリア古書堂の事件手帖」が好きな人は好きだと思う!

でも、ミステリードラマって先が気になってしまい、ついつい原作の結末が知りたくなっちゃいますよね!

本記事では、いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!照山を殺したのは樹?と題して詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

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いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!

高畑充希さん主演のドラマ「いりびと-異邦人-」の原作は原田マハさんの小説「異邦人」(いりびと)で、2018年に第6回京都本大賞も受賞しています!

「異邦人」とは

  • 外国人
  • 見知らぬ人

といった意味があります。

ドラマ「いりびと-異邦人-」の原作「異邦人」の中では、主人公・菜穂や菜穂の夫・一輝が「京都という閉ざされた街に来た東京の自分はまるで異邦人のようだ」と表現しています。

私は京都には修学旅行でくらいしか行ったことがないので、特に“閉ざされている”とは感じなかったのですが、実際に住んでみると違うんですかね?

それでは、ドラマ「いりびと-異邦人-」の原作「異邦人」のネタバレをご紹介していきますので、ネタバレ注意です!

京都での生活

「異邦人(いりびと)」の主人公・菜穂(高畑充希)はあることが理由で京都での生活を始めることになります。

その始まりについて、サラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

2011年に東日本大震災が起こる

妊娠中の菜穂は、原子力発電所の事故の影響から逃れるために東京のマンションから京都のホテルに連泊中

東京に住んでいる夫・一輝が京都の菜穂のもとに訪ねてきて、2人で京都国立近代美術館のパウル・クレーの展覧会へ

一輝はそこで後ろ姿が魅力的な女性に出会って目を奪われる

菜穂は「美のやま画廊」で白根樹が描いた青葉の絵を見て心を奪われ、その絵を購入

菜穂は母親・克子に1年ほど京都にいた方がいいと言われ、書道家・鷹野せんのもとに世話になる

主人公・菜穂(高畑充希)とその夫・一輝(風間俊介)の情報を簡単にご説明していきます。

菜穂(高畑充希)は現在31歳、妊娠11週目で7ヶ月後に女の子を出産予定であり、普段は祖父が設立した個人美術館「有吉美術館」の副館長をしています。

そして、菜穂の夫・一輝(風間俊介)は父親が経営する「たかむら画廊」の専務で画商をしており、2人は4年前に結婚しました。

2人は普段東京に住んでいて、菜穂だけ京都にいることになったのですが、原子力発電所の事故の影響でわざわざ京都に住むの?って思いますよね!(私も思いました笑)

そう!2人(というか2人の家)はとってもお金持ちなんです!

ねこ先輩
ねこ先輩
羨ましい~

そして、忘れてはいけないのが2人とも美術作品のプロで、特に菜穂は美術品を見る目は確かです!

さらに、“刺さる”絵が見つかると、「絶対手に入れたい!」と思う性分で、祖父の遺産で買っちゃうんです(^^;

遺産で絵を買っちゃうなんて私には想像もつかない世界なのでよく分からないです(^^;

年を重ねた方なら「あ~なるほどな~」と思うのですが、菜穂はまだ30代なのに若い頃からそうやって絵をコレクションしてきたので、絵への執着は本物ですね(^^;

日本画の画廊、美濃山俊吾(松尾貴史)の「美のやま画廊」の応接室にあった、白根樹(しらね たつる/SUMIRE)が描いた青葉の絵も、菜穂の感性にガンガン刺さります!

そして、その絵を購入して、さらに「すごい絵を買ったから見て!」と、わざわざ一輝を呼び出すほどでした(笑)

ねこ先輩
ねこ先輩
絵のためだけに東京で仕事をしてる夫を京都まで呼び出すなんてすごいお嬢様体質(笑)

でも、私はお嬢様体質なヒロインが好み(笑)

その後、菜穂は母・克子(森口瑤子)に「1年ぐらい京都にいた方がいい」と言われ、鷹野せん(梶芽衣子)の世話になることになります。

鷹野せんは今年86歳の書道家で、鷹野家は代々公家に書道を教えてきた由緒正しい家系で、せんには京都の名家の子息の弟子も多くいるすごいひとです!

ねこ先輩
ねこ先輩
鷹野先生は、書だけではなく女性としてのメイクや着物の選び方もとっても素敵なの!!

こんな風に年を取りたい♪

最初は、「自分は京都ではまるで異邦人のようだ」と感じていて、東京に帰りたいと思っていた菜穂。

しかし、せんの家の書院造の部屋の床の間を見て「あの青葉を飾るとよく映える」と感じたという理由だけで、せんに世話になることを決めます。

私は菜穂の様な好きなものがとことん好き!何だってする!みたいな人が大好きなのですが、ここまで読んでお分かりのように菜穂はだいぶ度が過ぎています(^^;

ねこ先輩
ねこ先輩
でもそこが好き(笑)

菜穂を演じる高畑充希さんは「過保護のカホコ」や「同期のサクラ」のように、周りを振り回すタイプの役を演じられることが多いですよね!

そして、「いりびと-異邦人-」でも周りをだいぶ振り回していきます!

 

白根樹との出会い

「異邦人(いりびと)」の主人公・菜穂(高畑充希)は白根樹(SUMIRE)の青葉の絵は購入したのですが、樹自身とはまだ面識はないんですよね。

普通なら画家に会うなんて滅多にないことだと思いますが、菜穂は「有吉美術館」の副館長ですし、今は鷹野せん(梶芽衣子)のツテもあります!

ということで、菜穂と白根樹との出会いについてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

美のやま画廊で志村照山の個展が始まり、菜穂、一輝、せんらは個展に行く

画廊主の美濃山から白根樹を紹介される

白根樹は志村照山の弟子

白根樹には発声障害があった

菜穂と一輝、せん、そしてせんの書道教室の生徒で室町の老舗呉服店の娘である瀬島美幸(壮一帆)は、志村照山の個展のオープニングレセプションに行くことになります。

志村照山は京都画壇の大物人物で、菜穂も以前照山の絵を買ったことがあり、樹の師匠でもあるのですが、才能のある樹をまだ世に出そうとはしていません

ねこ先輩
ねこ先輩
才能がある弟子なんて中々いないんだから早く世に出せばいいのに。。。

何か事情がありそう?

樹の絵が刺さった菜穂は、樹が話せないことを知っても特に何とも思わず、「この先あなたが描く絵を全部買い取りたい!」と伝えます。

ねこ先輩
ねこ先輩
下手したら青葉の絵が奇跡の1枚だったのかもしれないの菜穂は流石だね(^^;

「美のやま画廊」の画廊主・美濃山(松尾貴史)曰く、樹は「小さい頃に舌の病気患ったから」発声障害があって喋ることができないということです。

ねこ先輩
ねこ先輩
ほんとかな~?

白根樹は「異邦人(いりびと)」の重要人物の1人ですし、“ミステリアスで儚げな美女”という難しそうな役だと思います。

しかし、白根樹を演じるSUMIREさんのビジュアルを見て「確かにこんな感じかも!」と思ったので、実際の演技も楽しみです♪

 

たかむら画廊破産の危機

ここまで菜穂と樹ばっかり出てきていますが、菜穂の夫・一輝(風間俊介)に関わる重要な話がここで登場します!

そのため、一輝が専務を務める「たかむら画廊」の危機についてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

菜穂の母・克子と一輝は、菜穂との結婚前からの知り合いで、克子は恩人

克子は一輝を男として見ていて、何かと思わせぶりな態度をとる

たかむら画廊の社長(一輝の父)が知人に裏切られ、たかむら画廊は破産の危機に!

1ヶ月以内に50億円の商売を成立させなければいけない

買い手は智明が見つけてきた=あとは売り手(と作品)を用意するだけ!

一輝は克子にクロード・モネの晩年の作品「睡蓮」を50億円で売ってほしいと頼む

一輝と克子は一夜を共にする

「睡蓮」の売却成功!

一輝が専務を務める「たかむら画廊」がパリのアートフェアに出展した時、レセプションに克子が駆けつけてくれました。

そして、最も高額な日本人洋画家の作品を買ってくれたため、そのおかげで初めての国際展示会は大成功に終わりました。

そのため、一輝にとって克子は恩人でなんです。

その夜も克子は一輝に関係を迫っていて、この時は一輝は断りましたが、その後も頻繁に一輝をランチに誘うなど、思わせぶりな態度を続けていたのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
娘の旦那さんに迫るなんて信じられない(-_-)

そして、「たかむら画廊」の社長で一輝の父親でもある智昭は知人に裏切られ、大金を持ち逃げされました。

そのため、たかむら画廊破産の危機が起こってしまい、1ヶ月以内に50億円の商売を成立させなければいけなくなります(>_<)

ねこ先輩
ねこ先輩
信頼していた人から裏切られるほど嫌なことはありませんよね(>_<)

ということで、たかむら画廊は「買い手」と「一流の作品を持っている売り手」が必要になったわけで、智明は「買い手」として香港の不動産王を見つけてきました。

そして、一輝はクロード・モネの晩年の作品「睡蓮」を50億円で売ってほしいと克子に頼み、一夜を共にするのでした。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
不倫は最低!!

その後、「睡蓮」の売却が成立し、香港の不動産王は前金10億円、残りは1ヶ月後に40億円支払ってくれるということになりました。

このため、「たかむら画廊」は何とか破産の危機を脱することとなったのです。

いや~この部分は読んでいて滅茶苦茶モヤモヤしましたし、「一輝(克子も)は何やってんだい!」と思いましたね(^^;

ねこ先輩
ねこ先輩
不倫ダメ!絶対!!

 

「睡蓮」を失った菜穂

前章で、一輝と克子が菜穂を裏切るような行為をして「睡蓮」を売却したのですが、菜穂は12、13歳ぐらいから「睡蓮」がずっと大好きで特別な作品だったのです。

それを知っている一輝も克子も不貞行為のことは黙っていて、しかも売却についても全部事後報告だったので、菜穂はとても落ち込んでいました。。。

そんな、「睡蓮」を失ってしまった菜穂についてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

菜穂は「睡蓮」を失う

菜穂は傑作を失った悲しみは別の傑作(樹の作品)で埋めようと考える

せんのツテで志村照山邸に訪問することになる

樹は睡蓮の絵を描いていた!

菜穂はまたその絵が刺さり、「この絵を預けてほしい」と頼む

屛風祭で菜穂は、瀬島家に樹が描いた睡蓮を屏風仕立てにして展示した

せんのツテで志村照山邸に訪問することになった菜穂でしたが、見せてもらった照山の絵は菜穂にとっては期待外れでした(^^;

ねこ先輩
ねこ先輩
最後まで読んだ後に振り替えると、そもそも照山の絵で菜穂が気に入ったものがあったのが驚き(^^;

樹が描いた絵だったのかな~?

それとも、照山は小さいサイズの絵が得意で、大きいサイズは苦手なのかな?

そして、樹の絵を見に行ったのですが、そこで樹はなんと睡蓮の絵を描いていました!

一目でこの絵に恋に落ちた菜穂は「この絵を預けてほしい」と樹に頼んで樹は承諾し、照山も「菜穂がプロデュースして1度だけ展示するのならいい」と承認してくれました。

ねこ先輩
ねこ先輩
なんて運命的!

そして、祇園祭の宵山(前夜祭のようなもの)の屏風祭りで樹の睡蓮を展示することにします。

屏風祭りとは、町内の老舗や旧家が、通りから見える部屋に自慢の美術品を並べて歩いている人に見えるようにすることで、「市井の展覧会」とも呼ばれています。

私は祇園祭のことも屏風祭のことも全然知らなかったので、このような風習があることに驚きました!

そして、日本に住んでいながら日本の有名なお祭りのことを何にも知らないなんて情けないなと反省しました(^^;

菜穂は、せんの書道教室の生徒・瀬島美幸の家、瀬島家に睡蓮を屏風仕立てにして展示し、見に来た一輝もせんも感心しました(*^^*)

菜穂には美術品を見る目だけでなく、それをどう展示すれば1番良いのかというプロデュース能力もあるということですね!

 

樹と照山の関係

才能あふれる樹と、「何か微妙かも?」と菜穂に思われた照山は、実はただの“弟子と師匠”という関係ではなかったんです!

そのため、2人の関係についてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

樹は照山の養女だった

樹の本当の父親は早くに亡くなった若き天才画家・多川鳳声

樹の母親も病気で、樹を鳳声の死後、樹を照山に預けることにした

一輝と菜穂は樹と照山の関係について、それぞれ別の人から教えられる

一輝と克子はそろそろ東京に帰ってきてもいいのではないかと菜穂に言う

菜穂は出産してからも京都にいたいと言い出した

菜穂は樹をデビューさせ、照山から引き離そうと画策

樹も「もっと自由に描きたい」と思っている

多川鳳声は竹内栖鳳の再来とも言われた若き天才画家で、40代の時に創作に行き詰ったためか自殺してしまった人物で、その妻は病気で自分の命が長くないことを悟っていました。

その2人の娘が白根樹であり、鳳声の死後、樹の母親は樹を照山に預けることにしたのですが、樹の発声障害は父親の自殺が原因なのではないかと噂されています。

ねこ先輩
ねこ先輩
“舌の病気”よりは納得できる原因だ

樹と照山の関係について、一輝は「美のやま画廊」の美濃山から、菜穂は瀬島美幸の旦那・正臣から聞かされ、菜穂はなぜだか「私があの人を連れ出さなければ」と考えます。

ねこ先輩
ねこ先輩
読み終わった後に読み返すと、“私が”って思ったのは本能だったのかなって思った!

その後、一輝と克子は「もう原発事故の心配もない」と考え、菜穂を東京に呼び戻そうと考えます。

しかし、お盆休みを利用して一輝が京都を訪れた際、菜穂は子どもが生まれてからもしばらく京都にいたいと言い出します。

さらに、菜穂は一輝に対して、

  • 樹の睡蓮の絵を100万円で買ったこと(←ヤバイ笑)
  • 1年以内に白根樹の個展をたかむら画廊で開いてほしいこと
  • 有吉美術館でも白根樹の展覧会を企画しようと考えていること

を告げ、「白根樹を志村照山から引き離そうと思う」と宣言するのですが、一輝は「新人の個展は難しい」と言い、菜穂は「それなら京都でデビューさせる」と言います。

最初は帰りたいと言っていた菜穂でしたが、京都にいたいと思う(というか、いないといけない)理由ができたということですね!

菜穂の絵への情熱には最初からついていけなかったのですが、新人画家の絵を100万円で買うなんて、金銭感覚がヤバすぎて言葉も出ません(笑)

ねこ先輩
ねこ先輩
それにしても、夫婦の絆大丈夫か?(^^;

その翌日、五山の送り火を見るために、京都屈指の老舗呉服商・大妻直彦別邸に招かれた菜穂たち夫婦や克子、瀬島夫婦、照山、樹。

菜穂は食事後にお腹がきつくなってしまい、みんなから離れて休憩していたのですが、そこに樹が現れ、メールで「助けて。もっと描きたい 自由に」と言いました。

その後、みんなの元に戻ったのですが、照山は樹の太もものあたりを浴衣の上から触っていたのです(>_<)

ねこ先輩
ねこ先輩
気持ち悪い(>_<)

しかも、樹は照山に“ひどいこと”をされていると話し、その内容については教えてくれなかったのですが、樹の首には絞められたような痣ができていたのです(>_<)

ねこ先輩
ねこ先輩
照山ヤバくない?

この辺から菜穂が焦りだしたというか、「モネの睡蓮は失ったけど、樹は私のもの!照山のものではない!」感が強くなってきたんですよね。。。

だって、いくら素晴らしい作品とはいえ、無名の画家の絵を100万で買うってヤバくないですか!?

菜穂はどんどん京都に染まり、“異邦人”ではなくなってきていますが、どうなっていくのでしょうか!?

 

有吉美術館の閉館

お忘れの方もいらっしゃるかもしれませんが、菜穂は祖父が設立した個人美術館「有吉美術館」の副館長です。(京都に来てから全く出勤していませんが)

その有吉美術館の閉館の危機に陥ってしまうということで、たかむら画廊破産の危機を乗り越えたと思ったら次は有吉美術館です(^^;

ということで、有吉美術館の閉館の危機についてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

有吉不動産の財務状況がヤバい

有吉美術館を来年の3月で閉館する予定

所蔵作品もたかむら画廊から売却する

高値で売却できそうな作品10点(総額100億!)は菜穂の名義になっている

一輝は、この名義を有吉不動産に変更する手続きをしてほしいと菜穂に頼むが、菜穂は断る

菜穂は自分名義の作品を売却するからと、それを餌に美のやま画廊で樹の個展を開くよう依頼する

菜穂は、立志堂美術館理事長で、日本屈指の美の巨人である立野に、自分名義の作品をコレクションに加えてほしいとお願いする

それにプラスして、樹のこともお願いした

樹の公式デビューが決まる

「有吉美術館」に使うお金は、菜穂の父が経営している「有吉不動産」が出しているのですが、有吉不動産の財務状況がピンチ!!

そのため、来年3月で有吉美術館を閉館、作品や所蔵品数100点を売却しようという計画になります。(売却先は「たかむら画廊」)

菜穂抜きでこの有吉美術館閉館の話が進むのですが、最も高値で売却できそうな作品10点は菜穂の名義になっていて、このことは菜穂の両親も知らなかったんです!

菜穂は有吉美術館の副館長なのに、菜穂抜きでこんな話が進んじゃうなんて、いじめみたいなものですよね(-_-)

そして、価値ある10点が菜穂名義になっているのは全て菜穂の祖父・喜三郎(康すおん)の指示だったのです!

ねこ先輩
ねこ先輩
やっとおじいちゃんが登場しましたが、この人も重要人物です!(既に亡くなってます)

喜三郎は菜穂の両親が審美眼を持っていないことから次の代で有吉美術館が閉館してしまうのではないかと危惧していました。

そのため、菜穂の手元に100億円の価値がある美術品10点が残るよう画策していたのです!

ねこ先輩
ねこ先輩
おじいちゃんすごい!!

菜穂は自分名義の作品10点を餌に、「売却の優先権を美濃山さんに委ねてもいい」と、美のやま画廊で樹の個展を開くよう依頼しました。

さらに、売却した作品を立野政志(たつのまさし/木場勝己)が理事長を務める立志堂美術館のコレクションに加えてほしいと頼みます。

菜穂は絵を見る目だけでなく、絵をプロデュースする能力や交渉術など、色々なものに長けていて凄すぎます(^^;

そして、他の登場人物も私のような平凡な人間からしたら超すごいと思うのに、みんな菜穂に振り回されているから菜穂以外無能に見えてきます(笑)

立野は、京都に本拠地を持つ財閥系企業グループ「タツノ」経営一族、立野家の当主で、喜三郎とも交流があった人物です。

そのため、菜穂のことを全面的にバックアップしてくれて、樹の個展についても力を添えてくれました。

それにより、来春に京都市内2ヶ所(立志堂美術館と美のやま画廊)で樹の個展を同時開催することが内々で決定したのです!

ねこ先輩
ねこ先輩
まさに、“この親にしてこの子あり”ならぬ“この祖父にしてこの孫あり”ですね!

しかし、原作の雰囲気としては、「やったー!菜穂すごーい!」というより、「菜穂こえー(;’∀’)」って感じでした(笑)

 

菜穂の秘密

ここまで樹は照山の関係が明らかになったり、有吉美術館が閉館になったりとバタバタしていましたが、途中から克子と一輝は菜穂を東京に呼び戻そうと頑張りはじめます。

しかし、菜穂はそれを無視し続けていました。

一輝が菜穂を呼び戻すために京都まで来た際、菜穂の衝撃的な秘密が明らかになりますので、菜穂の秘密についてサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

ねこ先輩
ねこ先輩
クライマックスが近づいてきたよ!
要点まとめ

迎えに来た一輝に、菜穂は京都で出産すると言う

菜穂は、克子と一輝の関係も知っていた

菜穂は克子とも父親とも血の繋がりがなかった

菜穂の本当の父親は喜三郎(祖父)、母親は祇園の芸妓・真樹乃(戸籍の名前は真樹子)

菜穂の出生の秘密を知った後、一輝は樹の力を借りようと志村照山邸へ

照山に東京で個展をしないかとでっち上げ企画を提案し、照山と共にお酒を飲む

克子と一輝の関係については、なんと克子自身が菜穂に教えていたのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
信じらんない!!

マジで意味わかんないですよね!!

母娘なので余計意味わかんないですが、仮に友達同士だとして、友達の旦那と不倫したとしましょう。(それも最低ですが)

その時、バレてもいないのに自分から「あんたの旦那と不倫したんだ~」なんて言います!?

言われた方は頭真っ白になると思いますし、私だったら2人から慰謝料を取れるだけ取ってやろうと復讐に燃えてしまいそうです(^^;

そして、菜穂が自身の出生の秘密について一輝に話し出します。

菜穂の本当の父親は祖父である喜三郎で、京都に来た時に祇園の芸妓・真樹乃(戸籍の名前は真樹子)と良い仲になり、菜穂を出産したのです。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
でも、戸籍上は喜三郎は祖父で、菜穂は非摘出子になってるんだよ!

喜三郎も不倫していたということですね(^^;

「いりびと-異邦人-」で不倫してるのは喜三郎、一輝、克子ということで意外にも3人は血は繋がっていないのですが、不倫している人多すぎません!?

菜穂の本当の母親・真樹乃は、菜穂を出産後、「菜穂を有吉家(菜穂の名字)として、“息子夫婦”に育ててもらいたい」と喜三郎に頼みました。

どうして真樹乃がそんなお願いをしたのかは分からないのですが、

  • 既に喜三郎以外に好きな人がいたから子どもがいない方がいいと思った
  • 大切な子どもだから、自分のもとではなく、裕福な家で育ってほしかった

という理由のどちらかではないかと考察しています。

ねこ先輩
ねこ先輩
どっちだろうなー?

後から出てくるけど、真樹乃は子ども手放しがちなんだよなー

喜三郎は菜穂の戸籍上の父・喜一に「菜穂を喜一の非摘出子にしてほしい、克子には自分の子と思って育ててほしいと伝えろ。その代わり1年以内に社長の座を譲る」と頼みます。

そして、菜穂の戸籍上の父・喜一も克子もこれを受け入れたのです。

“非摘出子”とは、婚姻関係にない男女から生まれた子どものことで、確かに菜穂は「喜三郎と真樹乃」という“婚姻関係にない男女”から生まれました。

しかし、戸籍上は、「喜一と誰か(克子以外の女性)」という2人から生まれたことになっているのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
ややこしい~(>_<)

そして、菜穂の本当の母親である真樹乃は菜穂を出産後、芸妓を辞めて喜三郎ではない“別の男性と結婚”しました。

しかし、その夫にも先立たれて、その後、真樹乃自身も亡くなったのです。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
ここ大事!!

菜穂の出生の秘密について知った一輝は、「樹なら菜穂を東京に帰ってくるよう説得できるかもしれない」と考え、志村照山邸に行きます。

しかし、何と言っても樹は照山の秘蔵っ子なので、照山の鉄壁の壁があり、照山のご機嫌を取らないと樹と喋らせてくれません。

そこで一輝は、かねてから東京で個展を開きたいと思っていた照山に対し、来春、たかむら画廊と有吉美術館で個展を開催しないかとその場ででっち上げた企画を提案します。

ねこ先輩
ねこ先輩
有吉美術館は閉まるのに。。。

照山は気分がよくなり、2人で一緒にお酒を飲むのですが、そこで照山は、水割りを作らせるために樹を呼びつけ、

  • 樹は自分専属のホステスで、10年以上樹がつくる水割りを飲んでいること
  • 樹の亡くなった母親は祇園の美人芸妓だったこと

を話します。

ねこ先輩
ねこ先輩
祇園の芸妓ってもしかして。。。

原作を読む限り、一輝は元々頭の悪い人物ではないと思うのですが、克子と関係を持ったり、できないような企画を提案したり。。。

段々「こいつはバカなんじゃないか?」と思えてきますね(笑)

 

菜穂と樹の関係

ここまで読んでくださった方は「もしや。。。」と思っているかもしれません!

そんなみなさんが気になっているであろう菜穂と樹の関係、そして結末までサラッとネタバレし、その後で詳しくネタバレしていきます!

要点まとめ

樹は自分のことを、菜穂に話す(本当は喋れた!)

本当は、照山が樹の父・鳳声を殺したのだった。。。

樹は照山に口止めされていた

樹と菜穂は異父兄弟だったことが発覚!

菜穂が出産(名前は「菜樹)

出産したことは、克子にも一輝にも知らせていない

照山は全身に転移した肝臓がんが見つかり急逝

樹は自分のことを菜穂に話し始めたのですが、なぜ樹が本当は喋れるのに話さなかったのかについて、樹の出生から時系列でご紹介してきます。

鳳声と照山は友人でライバルだったが、いつでも鳳声が1番、照山は2番手だった

2人は祇園の美人芸妓をモデルにしようと奪い合ったが、彼女が選んだのは鳳声

彼女は鳳声の子どもを妊娠=樹

2人は結婚

結婚を機に樹の母親は芸妓を引退

樹の母親は病気を患って入退院を繰り返していた

樹の母親の入院中、鳳声と照山は鳳声の家でお酒を飲んでいた(樹はこの時10歳で2階の自室にいた)

2人が激しく罵り合っている音がして、その後大きな音がした

樹はその音を不審に思い窓から階下を見ると、鳳声を庭に放り出している照山と目が合った

照山は樹のもとに来て、「今見たことは誰にも言うな。話したらお前は死ぬことになる」と言った

この時のトラウマから樹は話すことをしなかったというわけなんです。。。

ねこ先輩
ねこ先輩

照山ヤバくない!?

樹も父親を殺した男と一緒に暮らすなんて嫌だったろうな。。。

鳳声は照山によって雪の中に投げ出されたため、酔って庭に出て凍死したということにされ、画壇では自殺したという噂が立つことになってしまったのです。

そもそも、照山と鳳声が何で揉めていたのかが気になりますが、考えられる理由としては、

  • 照山の嫉妬
  • お金の貸し借りがあった
  • 「真樹乃はお前と結婚したから病気になったんだ!」的な
  • 逆に、鳳声も不倫していて「真樹乃を裏切るのか!」的な

が挙げられます。

ねこ先輩
ねこ先輩
どれかなー?それとも全くほかの理由かな?

原作には理由は書かれていないんです!

その後、樹の母親も亡くなり、樹は照山に引き取られることになりました。

しかし、樹の母親は死ぬ前に「あなたには、父親違いの“有吉菜穂”というお姉さんがいる。何か困ったことがあったらきっと助けてくれる」と、樹に伝えたのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
すぐに樹がこのことを言わなかったのは、結婚して菜穂の名字が変わってたからだと思うな

ちょっと(かなり?笑)、ややこしいので、本当の親子関係について整理してみました!

本当の親子関係

【菜穂の本当の両親】

父親→喜三郎(戸籍上は祖父)

母親→真樹乃

【樹の本当の両親】

父親→鳳声

母親→真樹乃

このため、菜穂と樹は異父兄弟になります!(菜穂がお姉さん)

菜穂のルーツの半分は京都にあったということで、当初は自分のことを“まるで異邦人だ”と思っていた菜穂ですが、子どもと共に2人で京都で生きていくことを決めます!

そして、自分を裏切った克子や一輝には知らせず、無事、女の子を出産したのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
菜穂の子どもの名前「菜樹(なつき)」は菜穂の“菜”と樹の“樹”からとってるんだね!

また、菜穂名義の作品についても売買契約が結ばれます。

そして、照山は若い頃からお酒が好きで、最近ではほぼ依存症のような感じだったのですが、そんな照山に全身に転移した肝臓がんが発覚し、急逝してしまいます。。。

原作「異邦人(いほうじん)」では、照山のお通夜に一輝が出席するも、菜穂はいなかったため、結局自分の子どもには会えなかったというところで終わるのです。。。

何とも後味の悪い終わり方で、最後に怒涛に衝撃的な設定が明かされていきます!

そのため、「え?待って。つまり、こういうこと?」と頭の中で整理しないと置いていかれてしまいそうでした(笑)

そして、最初の頃は「菜穂役は確かに高畑充希さんにぴったりだ!」と思っていました!

しかし、菜穂の執念深さ?というか怖さ?、底知れない感じが見えてくるうちに「菜穂役は高畑充希さんしかできないだろう。。。」と思えてきました。

そして、樹役も高畑充希さんと釣り合うぐらいの演技力がないと難しそうだと感じました。

樹を演じられるSUMIREさんは俳優の浅野忠信とミュージシャンのCHARAの長女で、モデルや女優をされている方です。

とっても綺麗で雰囲気は樹にぴったりなのですが、私はまだSUMIREさんが演技をされているところを見たことがないので、どんな風に樹を演じられるのかとっても楽しみです!!

 

いりびと異邦人照山を殺したのは樹?

ここまで、ドラマ「いりびと-異邦人-」の原作「異邦人」のネタバレをご紹介していきました。

そこで、「照山を殺したの樹じゃない?」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?(というか、私が気になりました!)

原作「異邦人(いほうじん)」では、照山の死因はお酒(ほぼ)依存症が原因と思われる肝臓がんでしたが、その水割りを10年以上作っているのは樹でした!

ねこ先輩
ねこ先輩
これは怪しい。。。

ということで、「異邦人(いほうじん)」で照山を殺したのは樹なのかについて、考察していきたいと思います!

私はお酒を全く飲まないので、「水割りとは?」という感じなのですが、カクテルの一種でウイスキーや焼酎を水で薄めることなんですね!

調べたところ、水とお酒の比率みたいなものがあるらしいんですが、樹が作っているということは、お酒多めで水少なめで作るということもできるということですよね。

問題は、樹がそこまで照山のことを恨んでいるかということですが、私は樹が仕組んだと考えます!!

照山は樹にとって、

  • 自分の父親を殺した男
  • 自分に口止めをした男
  • 絵を描くことは許したがなかなかデビューさせてくれない男
  • 太ももを触るなどのセクハラをする男

であり、恨むべき要素はたっくさんあります!

樹は菜穂に対して「もっと自由に描きたい。助けて」と言っていますし、何というか「やりそう」なんですよね(^^;

樹はミステリアスで儚げな感じで、普段は照山に従順なのですが、絵への愛情は人一倍強いと思います。

それに、儚げな感じでやらなそうな人ほど執念深く、もしくは突発的にやると思っています。

ねこ先輩
ねこ先輩
事件とかで「大人しい人だった」とか「まさかあの人が」とかよく聞きますよね

しかし、これはあくまで私の考察なので、「そういう考えもあるんだ~」くらいに思っていただければと思います(^^;

ドラマ「いりびと-異邦人-」では、この辺も原作よりはっきり描かれるかもしれません!

また、予告を見ただけでも照山演じる松重豊さんが超怖かったので、松重豊さんの怪演も楽しみです!

 

ツイッターの声

 

 

 

 

作中の絵も素敵ですし、演技は言わずもがなという感じなので、とっても見ごたえのあるドラマで1時間があっという間です!

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まとめ

本記事では、いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!照山を殺したのは樹?と題して詳しくご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

高畑充希さん主演のドラマ「いりびと-異邦人-」の原作は原田マハさんの小説「異邦人」(いりびと)。

とっても読みごたえのある本であり、ラストには衝撃の設定が次々と明かされます!

また、考察ポイントも多くあります!

本記事で考察した「照山を殺したのは樹なのか?」も含め、「何で克子は一輝との関係を菜穂に話したのか?(自慢するため?)」とかも考察してみると面白いと思います!

原作自体とっても面白かったので、ドラマも楽しみです♪

それでは、いりびと異邦人原作ネタバレ結末が衝撃!照山を殺したのは樹?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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