今回は、ライオンキング実写CGの作り方!制作費はいくら?本物のシーンはどこ?と題してお届けします。
2022年12月30日(金)放送の金曜ロードショーで地上波初放送される実写版『ライオンキング』。
最新フルCGの本作品は、「超実写版」と言われています!
私も映画館に観に行って、あまりのリアルさと映像美に圧倒されました!!
そんな実写版『ライオンキング』のCGの作り方は、どのような手法だったのでしょうか?
本記事では、ライオンキング実写CGの作り方!制作費はいくら?本物のシーンはどこ?と題して詳しくご紹介していきます。
- 「映像すごいけど、どうやって撮影したの?」と気になった方
- 「いくらかかったの?」と知りたい方
- 「本物は使ったの?」と気になった方
ぜひ、最後までお付き合いください(*^^*)
『ライオンキング』はDisney+ (ディズニープラス)なら追加料金なしで見放題!
月額990円(税込)で、ディズニー、ピクサー、スターウォーズ、マーベルなどが見放題♡
『ライオンキング』の他に、
- 実写版『ライオンキング』
- 『ライオンキング2』(シンバの娘が活躍!)
- 『ライオンキング3』(ティモンとプンバァがメイン!)
なども見られますよ♪
年間プラン(9,900円)だと2ヶ月分もお得に!!
私のオススメは、『ライオンキング3』♪
『ライオンキング』の裏側が知れて面白い(笑)
ライオンキング実写CGの作り方!
ライオンキング実写版(実写版ではない)、「CGがリアル過ぎて感情移入し辛い」と不評っぽいが、ぼくは実は「目が大きく描かれた擬人化された動物、本物以上に可愛くなる事は決して無いよな…」と常々思ってたので、ネコ科がネコ科の見た目のままネコ科っぽい演技をするライオンキング死ぬほど観たい… pic.twitter.com/Gsy4MWrhfH
— BWTT (@BoyWithTheThorn) July 19, 2019
実写版『ライオンキング』のCGの作り方・撮影方法は、Disney+ (ディズニープラス)で公開されています!
大まかにご紹介すると、
台本作成
↓
デジタル絵コンテ作成
↓
ビデオコンテ作成
↓
空間をデジタル・VRで構築
↓
キャラクター制作
↓
監督らがVR空間で撮影
といった流れになっています!
数々のこだわりが詰まったCGの作り方・撮影方法を詳しくご紹介していきますね♪
①台本作成
『ライオンキング』のCGの作り方1段階目は、「台本作成」です。
まず台本を作成し、その台本に基づいて主要なシーンのコンセプトアートが作られます。
脚本を担当したジェフ・ナサンソンさんの代表作には、
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』
- 『ラッシュアワー2・3』
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
などがあります。
アニメ版の『ライオンキング』の脚本の方とは、全く別の方なんです!
②デジタル絵コンテ作成
『ライオンキング』のCGの作り方2段階目は、「デジタル絵コンテ作成」です。
台本がストーリーチームに渡され、ストーリーチームがデジタル絵コンテを作成します。
紙に描くよりは楽そうですが、それでも途方も無い作業ですよね(><)
Disney+ (ディズニープラス)で見られるメイクングでは、結構おじいちゃんの方が描かれていて、「デジタルを使いこなしてる!」とビックリしました(笑)
③ビデオコンテ作成
『ライオンキング』のCGの作り方3段階目は、「ビデオコンテ作成」です。
ストーリーチームが作成したデジタル絵コンテに、
- 音楽
- 歌
- セリフ
などを当てて、ビデオコンテを作ります。
ここでやっと、大まかな土台ができるということですね!
詳しい説明はなかったのですが、ここで当てる歌やセリフは実際の声優さんのものではないようです。
④空間をデジタル・VRで構築
『ライオンキング』のCGの作り方4段階目は、「空間をデジタル・VRで構築」です。
ビデオコンテはアートチーム、プロダクションデザイナーに渡され、世界観についてのアイディアが出し合われます。
そしてビデオコンテをもとに、まず空間をデジタルで構築するのです。
この段階ではまだ、バイオハザードや荒野行動といったゲームに近い感じの画になっています。
そこにバーチャルアートチームが参加し、VRの世界に合うようにデザインを調整するのです。
ここで背景がほぼ出来上がるということですね!
絵コンテから1歩1歩進んできた感があり、アニメ作りの歴史を見ているようです(*^^*)
デジタルで構築した段階でも、ゲームであるような割とリアルな感じなのに、VRになった途端、超自然になってビックリしました!
⑤キャラクター制作
『ライオンキング』のCGの作り方5段階目は、「キャラクター制作」です。
キャラクターと背景は別で作られています!
『ライオンキング』のキャラクターの描写は、「MPC(ムービング・ピクチャー・カンパニー)」が主に担当したということです。
MPCとはイギリスのVFX制作会社で、主な参加作品には、
- 『ハリー・ポッター』シリーズ
- 『ナイト ミュージアム2・3』
- 実写版『シンデレラ』
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
- 『ジャングル・ブック』
などがあります。
VFXとは「ビジュアル・エフェクツ」の略。
CGや合成で実写映像を加工すること。
言わずと知れた『ハリー・ポッター』シリーズに参加しているなんて、信頼しかないですね!!
実写版『シンデレラ』の変身のシーンも涙が出てくるほど美しかったですし、リアルな動物も『ジャングル・ブック』などで扱っているのでお手の物だと思います!
動画を見ると、骨や筋肉の動きまで掘り下げながら制作していたことが分かりますね♪
⑥監督らがVR空間で撮影
『ライオンキング』のCGの作り方6段階目は、「監督らがVR空間で撮影」です。
動画で見たほうが分かりやすいと思います♪
簡単に説明すると、
実写版『ライオンキング』のためのゲームを作る(VRゴーグル&コントローラー)
↓
制作されたキャラクターを、VRの背景セットと統合
↓
VRゴーグルに搭載
↓
監督や撮影監督が、VRゴーグルを使ってゲームをしているような感覚で撮影
↓
カメラが撮影した映像を確認
↓
編集
↓
完成版へ
といった流れです。
ゲーム感覚で撮影するなんて、めちゃくちゃ楽しそうですよね!!
VRゴーグルで撮影するなんて初めて聞く最先端の方法なので、若い方がやられているのかと思ったら、意外とおじいちゃんのスタッフさんもいてビックリしました!
具体的にはVRの中で、ヌーの群れを後ろから追いかけていくような感じで撮影したり、ティモンのソロは彼をアップにしたりと、コントローラーで細かく調整していったようです。
まるで監督たちが実際にサバンナで、ドキュメンタリー映像を撮影しているようでした!
実際のドキュメンタリーと違い、思い通りの画を撮れますし、暑くも寒くもない快適な空間で、雨などの心配もなく撮影できるため、とっても効率的ですね(*^^*)
でも「何でも思い通りにできちゃうからこそ不自然になる。制約を入れないと」って言ってたよ!
リアルへのこだわりがすごい!!
その他のこだわり
実写版『ライオンキング』のCGは、数々の工程を経て撮影されていました。
ハンパないこだわりを感じますが、実はCGの作り方以外にも、実写版『ライオンキング』を作るうえで、数々のこだわりがあったのです!
ここでは実写版『ライオンキング』を作る際のこだわりをご紹介していきます(*^^*)
声の録り方
声を録る際は普通、声優さんが1人でブースに入って、映像に合わせてお芝居をするイメージがありますよね。
しかし実写版『ライオンキング』では、声優さんが実際に顔を合わせてお芝居をしながら作り上げていったそうです!
Disney+ (ディズニープラス)で公開されているメイキングを見たところ、セットも何もない空間で声優さんたちがお芝居をしていて、舞台の稽古みたいでした!
声優さんのインタビューでは、みんな
- 目の前に相手がいるとやりやすい
- 歩き回りながら楽しく演じられた
- キャラクターになりきれた
とおっしゃっていました。
確かにハイエナ同士の掛け合いや、ティモンとプンバァの掛け合いなどはテンポが大事だと思うので、顔を合わせたほうがやりやすそうです!
実際の映画のような感じで声も録ったため、自然な感じになったんですね♪
特にハイエナ役のフローレンス・カサンバさんがシンバ役の子を前に「私がプライド・ランドの女王よ!」と威嚇する姿は、思わず「ハハー」と土下座したくなるような迫力でした!
日本語吹き替え版だと普通の方法で録ったと思いますが、Disney+ (ディズニープラス)では字幕版も見られます。
声優さんたちのリアルなお芝居が気になる方は、ぜひチェックしてみてください(*^^*)
リサーチ
アースデイとディズニー・アニマルキングダム開園22周年、おめでとうございます🎉
おそらく一番好きなディズニーパークです。
一人でも多くの方に訪れていただきたい、環境保全と生物保護をテーマにした美しいパーク。Happy #EarthDay and Happy 22nd Anniversary to Disney’s #AnimalKingdom ! pic.twitter.com/kHFBssEodt
— レロ/中村香住🏳️🌈@アイドル葛藤本 発売中 (@rero70) April 22, 2020
前述のとおり、実写版『ライオンキング』の背景にはロケ地やモデル地はありません。
しかしチームは、
- ディズニー・アニマルキングダム
- アフリカのケニア
に何度もリサーチに行ったということです!
「ディズニー・アニマルキングダム」はフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内のディズニーパークの1つ。
本物の野生動物(250種1000匹以上)の暮らすジャングルやサバンナなどのエリアと、アトラクションエリアが混在している。
映像で見たり動物園で見たりしてもいいものを、飛行機で約14時間もかかるケニアの現地までわざわざ行くなんて、さすがディズニーです!
こだわりが違いますね!!
AIも使用
実写版『ライオンキング』ではキャラクターを作る際、AI技術も使用されました!
例えば「足を引きずる」といった、ちょっと特徴のあるライオンを描きたい場合、
見せたいままに足を引きずったライオンを手で描く
↓
AIプログラムに送って、アニメーションを取り込ませる
↓
足を引きずったライオンを思い通りに動かせる(走らせたり、木に登らせたり)
といった流れになっていたようです。
要はただの絵が動くということです!
まるで子どもの空想の世界が本物になったかのようですね!!
足を引きずるは例ですので、ちょっと特徴的な動きをさせたい時に使ったようです(*^^*)
\『ライオンキング』を見るならディズニープラス!/
ライオンキング実写制作費はいくら?
今更ながら『ライオン・キング』の技術にはぶっ飛ばされたのですが(製作費5億ドルと言われても(違うけど)全く驚かない)、アニメ版から印象変わらず。何故こんな人気なのか? 話が結構単調、割とサクサク進みすぎでフックが少なくありません? 寧ろTVドラマ等でじっくり描くべき話のような……。 pic.twitter.com/RxQXtsxZOO
— E.T.(エレクチオン・トマス) (@ErectionThomas) September 16, 2019
制作費→約2億6,000万ドル(約355億円)
実写版『ライオンキング』はVR空間で撮影したり、AIを使用したりと莫大な制作費がかかっていると思われましたが、想像以上でした!!
金額が大きすぎて想像もできません(><)
参考までに、ディズニーの他の実写作品やスター・ウォーズ、マーベルシリーズと比較してみましょう。
作品名 | 制作費 |
実写版『ライオンキング』 | 約2億6,000万ドル(約355億円) |
実写版『美女と野獣』 | 約2億5,500万ドル(約348億円) |
実写版『アラジン』 | 約1億5,300万ドル(約249億円) |
『アベンジャーズ/エンドゲーム』 | 約3億5,600万ドル(約486億円) |
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 | 約2億7,500万ドル(約375億円) |
スター・ウォーズ、マーベルシリーズには及ばないものの、ディズニー作品の実写の中ではかなりの制作費をかけていることが分かります!
実写版『ライオンキング』の興行収入は全世界で16億5600万ドル(約2,200億円)を記録しているため、ガッツリ元は取れてるんですね!
さすがディズニーです!
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ライオンキング実写本物のシーンはどこ?
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本物のシーン→「サークル・オブ・ライフ」が始まる冒頭の1ショット
実写版『ライオンキング』はフルCG作品ですが、1490のショットのうち1ショットだけ本物のシーンがあったのです!
それが映画の冒頭、「サークル・オブ・ライフ」が始まる1ショット。
実写版『ライオンキング』のジョン・ファヴロー監督が、ご自身のインスタグラムで明かしてくれました(*^^*)
こちらは前述の、チームがリサーチに行った場所であるアフリカで撮影したものだそうです!
私は映画館で観た際、ぜーんぜん気が付きませんでした!!
金曜ロードショーをご覧になる際は、まずはこのシーンに注目してみてください♪
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まとめ
実写版『ライオン・キング (2019)』の海外版ポスターで一番好きなやつです。 pic.twitter.com/uPjDGyrNjZ
— INSPI. (@inspi_com) September 4, 2019
本記事では、ライオンキング実写CGの作り方!制作費はいくら?本物のシーンはどこ?と題して詳しくご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
実写版『ライオンキング』のCGの作り方は、めちゃくちゃこだわっていましたね!
監督らがVR空間で撮影するという新しい方法を採用していました♪
制作費、本物のシーンもご紹介しましたので、参考にしていただければ幸いです(*^^*)
CGの作り方の裏側を知ると、より作品が楽しめそうです!
それでは、ライオンキング実写CGの作り方!制作費はいくら?本物のシーンはどこ?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。