今回は、エルピス実在の事件がモデル!元ネタの実話や似てる事件は何?と題してお届けします。
毎週月曜日22:00に放送されている長澤まさみさん主演のドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』。
『エルピス』に原作はなく、脚本家・渡辺あやさんのオリジナル作品となっていますが、実在の事件から着想を得ているそうなんです!
『エルピス』のモデルとなった実話や似てる事件は何なのでしょうか?
本記事では、エルピス実在の事件がモデル!元ネタの実話や似てる事件は何?と題して詳しくご紹介していきます。
- 「実在の事件から着想を得たらしいけど、モデルとなった実話は何?」と気になった方
- 元ネタになった実話の結末を知って、考察の参考にしたい方
- 参考文献一覧が知りたい方
ぜひ、最後までお付き合いください(*^^*)
エルピス実在の事件がモデル!
\秋ドラマ期待度ランキングNo.1(個人的)/
実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント
10/24(月)10時放送スタート #秋ドラマ
『エルピス ー希望、あるいは災いー』をご紹介💁🏻♀️#長澤まさみ #エルピス #カンテレ #関西テレビ #フジドラマ #ドラマ #新ドラマ pic.twitter.com/I9DEkjvO6D— Chillemo【チレモ】すべての物語を楽しむ情報メディア (@chillemo_films) October 15, 2022
『エルピス』で扱われている八頭尾山連続殺人事件は、複数の実在の事件がモデルとなっています!
今ドラマは、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。
引用:https://www.ktv.jp/elpis/topics/01/
複数の実在の事件ということなので、いくつかの事件のエッセンスが少しずつ盛り込まれているという感じなのかもしれませんね。
実話が元になっていると思うと、より考えさせられます(>_<)
エルピス元ネタの実話や似てる事件は何?
【#長澤まさみ】
\ドラマ情報📺/
カンテレ・フジテレビ系ドラマ
「#エルピス ―希望、あるいは災い―」
主演に決定しました👏連続殺人事件の真相に迫る
社会派エンターテインメント⚖️長澤は、事件を追うアナウンサー
《浅川恵那》を演じます🎙2022年10月 毎週月曜22時~放送開始📶
お楽しみに✨ https://t.co/h4SphOgh86 pic.twitter.com/CSZzF7JEt2— 東宝芸能 (@TohoEnt) July 26, 2022
前章のとおり、『エルピス』で扱われている八頭尾山連続殺人事件は、複数の実在の事件がモデルとなっています。
原作者の渡辺あやさんは、何をモデル・元ネタにしたのかを明言されていませんが、ドラマのエンドクレジットでは参考文献が流れていましたよね。
その参考文献をもとに、元ネタとなった実話をご紹介していきます!
また参考文献にはありませんが、似てる事件もご紹介していきますので、考察の参考にもしていただければ幸いです(*^^*)
元ネタの実話
『エルピス』のエンドクレジットで流れる参考文献をもとに、八頭尾山連続殺人事件の元ネタとなった実話をご紹介していきます!
参考文献も併せてご紹介しますので、「読んでみたい!」という方は、ぜひチェックしてみてください(*^^*)
①足利事件
足利事件:1990年に女児が行方不明になり遺体が発見された。事件と無関係だった菅家利和氏が無期懲役刑。
2009年に遺留物のDNA型が再鑑定の結果、彼のものと一致しないことが判明し無実だったことが明らかとなった。
再審で無罪確定。これもPCR検査だったんだよ。
進歩した?多少はそうかもね。 pic.twitter.com/eXbNVBj0PM— cmk2wl (@cmk2wl) May 5, 2020
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件の元ネタとなった実話1つ目は、「足利事件」です。
1990年5月に、栃木県足利市で4歳の女の子が行方不明となり、翌日遺体で発見された殺人・死体遺棄事件。
事件の翌年、事件とは無関係の菅家利和さんが逮捕され、有罪(無期懲役刑)が確定。
2009年5月にDNAの再鑑定が行われ、無実で釈放された。
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件と、足利事件は、
- 殺人・死体遺棄事件
- 連続殺人事件
- 冤罪事件
- 最初は行方不明だった
- 虚偽の自白を強要された
- テレビ局の記者が特集した
- 冤罪の調査が始まったのは10年以上後
- 「子供が好き」というレッテルを貼られた
- DNA再鑑定の経緯
といった点が同じです。
足利事件は日本テレビの記者・清水潔さんが取材し、ニュース特集で「冤罪ではないか?」「DNA再鑑定を行うべき」と訴え続けます。
菅家利和さんが釈放された際も、清水潔さんが付き添っていました。
そして、こちらは単体の事件ではなく、足利市内で遺体が発見された3つの事件「足利連続幼女誘拐殺人事件」の1つということが分かりました。
清水潔さんは真犯人を特定していて、捜査機関に情報を提供しましたが、結局、真犯人は検挙されず、公訴時効が完成した未解決事件となってしまったということです。。。
DNA再鑑定の経緯も非常に似ています。
足利事件では2008年1月に日本テレビがDNA鑑定の問題点などを特集し、その放送の翌月に再審請求が棄却となりました。
しかし同年12月、東京高裁(田中康郎裁判長)がDNA再鑑定を行うことを決定したのです。
田中康郎裁判長は1946年生まれであり、2008年時点で62歳でしたので、定年に近い年齢ですよね。
定年間近の裁判長がDNA再鑑定を決定した点も『エルピス』と同じです!
しかし足利事件がモデルになっているとすると、最後は無罪にはなるが、真犯人は捕まらないというモヤモヤした終わり方になってしまいますね(>_<)
『訊問の罠 足利事件の真実』(菅家利和、佐藤博史)
『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔)
『足利事件(冤罪を証明した一冊のこの本)』(小林篤)
『冤罪 足利事件 「らせんの真実」を追った四〇〇日』(下野新聞社編集局)
『刑事弁護の技術と倫理 刑事弁護の心・技・体』(佐藤博史)
『21世紀の再審 えん罪被害者の速やかな救済のために』(日本弁護士連合会人権擁護委員会)
菅家利和さんは冤罪で捕まってしまったご本人です。
そして佐藤博史さんは足利事件の弁護人、清水潔さんは足利事件を調査・特集した日本テレビの記者、小林篤さんは足利事件を調査したルポライターです。
『21世紀の再審 えん罪被害者の速やかな救済のために』は色々な冤罪事件について書かれていて、足利事件の章もあります。
色々な方の目線で事件を見ると、変わった見え方ができそうですね。
②東電OL殺人事件
東電OL殺人事件③。殺害現場となった喜寿荘の部屋。被害者は、ここで眠るように亡くなっていた。しかし、「築56年」っていうのが凄い。前々回東京オリンピックの翌々年の建築だ。権利関係を確認したら、超複雑。なかなか取り壊されない理由も、そのあたりにあるようだ。 pic.twitter.com/E8pEn2zIjN
— 葛城明彦 (@12143415) October 21, 2022
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件の元ネタとなった実話2つ目は、「東電OL殺人事件」です。
1997年3月に、東京電力の社員だった女性がアパートで殺害された事件。
被害者が生前に売春した相手の1人であったネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリさんが逮捕・有罪判決(無期懲役)を受ける。
再審でDNA鑑定をした結果、一致しなかったため2012年に無罪判決が確定する。
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件と、東電OL殺人事件は、
- 冤罪事件
- 絞殺
- マスコミに大きく取り上げられた
- 被害者が売春をしていた
- 再鑑定の結果、犯人のものと思われるDNAが検出された
といった点が同じです。
東電OL殺人事件はエリートのOLさんが売春をしていたということもあり、マスコミに大きく取り上げられました。
『エルピス』7話では、1番最近の被害者・中村優香さんがデリヘルで働いていたことが明らかになりました。
女子中学生が売春とは、実話よりさらに過激になっていますね(><)
東電OL殺人事件のように、お客さんの1人が犯人とされたが冤罪だったという展開もありそうです。
東電OL殺人事件は、再審でのDNA鑑定の結果、新たに見つかったDNAを持つ人物「ミスターX」の存在が明らかとなります。
そのため「ゴビンダさん以外が犯人である可能性を否定できない」という結論が出て、無罪となりました。
『エルピス』でもDNA再鑑定で、
弁護士側→新たな犯人のDNA検出、松本良夫のDNAなし
検察側→DNA検出されず
といった結果になり、検察が隠蔽していることを考えると、新たな犯人のDNAが検出されたわけです!
しかし東電OL殺人事件では、「ミスターX」の正体や、真犯人の真相については明らかになっていないため、未解決事件となっています。
こちらも無罪にはなるが、真犯人は捕まらないという結末ですね(>_<)
佐野眞一さんは東電OL殺人事件を取材したノンフィクション作家であり、冤罪で捕まったゴビンダさんが「神様」と慕っていた方です。
③本庄保険金殺人事件
大澤良州氏の「本庄保険金殺人事件」読了。読み応えあった👍👍
確定死刑囚の執行は速やかに。 pic.twitter.com/9GY9Xjwlto
— コンメタル (@nowcon) March 15, 2021
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件の元ネタとなった実話3つ目は、「本庄保険金殺人事件」です。
1995~1999年に起きた保険金殺人事件。
主犯Yは、自身が経営するスナックのホステスと常連客を偽装結婚させ、保険金殺人をさせるという犯罪を3度も行った。
3番目の被害者は一命をとりとめて殺人「未遂」となり、3番目の被害者がマスコミに告発したことで起訴された。
2008年、主犯Yに死刑判決が下されるも、現在再審請求中。
主犯Yに偽装結婚をさせられたホステス3人は有罪判決が確定しているが、警察に証言を誘導されたとして冤罪だと主張している。
『エルピス』の事件と、本庄保険金殺人事件は、
- マスコミに大きく取り上げられた
- 冤罪の可能性もある(ホステス3人)
といった点が同じです。
しかし主犯Yについては冤罪という情報は特にないため、足利事件や東電OL殺人事件とは少し違いますね。
個人的には「マスコミに大きく取り上げられる」という部分が、元ネタとして使われるのではないかと予想します。
本庄保険金殺人事件の主犯Yは、保険金殺人疑惑が出てから逮捕までの約8ヶ月間、自分の店を会場にして有料の記者会見を203回も実施しました。
入店料は記者1人につき3,000~6,000円も取っていたため、総額で約1,000万円も稼いだそうです。
『エルピス』でも真犯人がゲスい行動をして逮捕前に荒稼ぎするという展開も考えられますね(>_<)
高野隆さんは「本庄保険金殺人事件」を担当した弁護士さんで、「三大刑事弁護人」としても知られています。
最近だと、カルロス・ゴーンさんの弁護人も務めました。
似てる事件
『エルピス』のエンドクレジットで流れる参考文献の中にはありませんでしたが、八頭尾山連続殺人事件と似てる事件は他にもあります。
また9話で出てきた、議員が性的暴行事件を起こして被害者が自殺したという事件や、大門亨が亡くなったこととも似てる事件もありました。
こちらも併せて、考察の参考にしていただければ幸いです(*^^*)
①飯塚事件
録画していたNNNドキュメント「死刑執行は正しかったのかⅢ」
家族にさえ死刑執行の理由を明かさない(黒塗り)。無実の人を死刑にしてしてしまった事から逃げる国
-飯塚事件- pic.twitter.com/G7CTFNg2gY
— さとさん💙💛 (@sato_san_part7) October 10, 2022
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件と似てる実在の事件1つ目は、「飯塚事件」です。
1992年2月に福岡県飯塚市で小学1年生の女児2名が行方不明となり、翌日遺体となって発見された事件。
事件の3年前に発生した「福岡県飯塚市7歳女児行方不明事件」で、失踪した女の子が直前に久間三千年さんの家にいたことなどから、久間三千年さんが捜査線上に上がる。
1994年に久間三千年さんが逮捕され、無実を主張するも2006年に死刑判決が確定。
2008年に死刑が執行され、現在は遺族が2度目の再審請求中。
福岡県飯塚市7歳女児行方不明事件は1988年に起きた、小学校1年生の女の子が行方不明となった事件。
失踪する直前、女の子は弟と共に久間三千年さんの家に遊びに行っていた。
女の子のジャンパーとトレーナーは見つかったが、女の子は見つかっておらず、現在も未解決。
事件に巻き込まれたのか、事故に遭ったのかも不明。
『エルピス』の事件と、飯塚事件は、
- 殺人・死体遺棄事件
- 最初は行方不明だった
- 死刑が確定
- 首を絞められた痕があった
- 別の事件で、女の子が家に遊びに来ていた
- 権力者と地元との関係性
といった点が似ています。
飯塚事件はDNA型鑑定の結果、犯人と認定されましたが、
- 当時はDNA型鑑定の精度がまだ低かったこと
- 警察が都合のいいように誘導して証言をさせていたこと
などから冤罪事件ではないかと言われています。
足利事件と飯塚事件は、同じ時期に同じ方法で、同じ鑑定技官によってDNA型鑑定が実施されている。
こちらは特に死刑が確定しているという点と、別の事件で女の子が家に遊びに来ていた点が『エルピス』と似ていますね。
飯塚事件は、刑が確定してから約2年という異例の早さで死刑が執行されています。
『エルピス』は約10年前の事件のため、「いつ死刑が執行されてもおかしくない」という状況で、早く真犯人を見つけないといけないという状況になりそうです。
また別の件で女の子が遊びに来ていたという点も似ていますので、参考文献にはありませんでしたが、モデルにした可能性はありそうですよね。
飯塚事件もモデルになっているとすれば、真犯人が分かる前に死刑が執行されてしまい、ヘアメイクのチェリーさんも行方不明になってしまうという展開もありそうです(>_<)
また『エルピス』では当初から、大門副総理の服装や口調が麻生太郎氏に似ていると言われていましたよね。
そんな大門副総理と麻生太郎氏は、
- 事件現場と出身地が同じ
- 地元の権力者と言われている
といった点も似ているのです。
実は飯塚事件の現場・福岡県飯塚市は麻生太郎氏の出身地であり、「九州の帝王」とも呼ばれる麻生グループの力が強いとされています。
前述のとおり、飯塚事件は例の早さで死刑が執行されているのですが、これは麻生太郎氏が総理大臣に就任した約1ヶ月後のことだったんです。
死刑執行命令書にサインをしたのは法務大臣ですし、麻生太郎氏が関係しているというのはネットにあがっているただの憶測に過ぎません。
しかし『エルピス』の副総理の人物像は、麻生太郎氏からヒントを得たという可能性は高そうですね。
②島田事件
久々に古本屋巡り。新風社「島田事件」、ほぼ新品なのに定価の3分の1の250円。あと死刑問題関係など。6月末、鈴鹿殺人事件の再審が提訴される。弁護団長に井戸弁護士が就くことになった裁判、会見にはぜひ参加したいとお母様に連絡した。 pic.twitter.com/T9yTRWWOtp
— はなまま (@hanamama58) June 12, 2022
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件と似てる実在の事件2つ目は、「島田事件」です。
1954年3月に静岡県島田市で発生した幼女誘拐殺人、死体遺棄事件。
6歳の女児が行方不明となり、3日後に遺体となって発見された。
重要参考人であった赤堀政夫さんは別件で逮捕され、虚偽の供述をさせられて、1960年に死刑が確定。
1989年に再審で無罪となった、四大死刑冤罪事件の一つ。
『エルピス』の事件と、島田事件は、
- 殺人・死体遺棄事件
- 最初は行方不明だった
- 死刑が確定
- 首を絞められた痕があった
- 虚偽の供述をさせられた
といった点が似ています。
赤堀政夫さんには軽度の知能障害と精神病歴があり、「無実である」という主張に信用性がないと判断されてしまいました。。。
再審で自白の信用性や、被害者の傷の証拠が改めて調べられた結果、無罪判決となり、34年8か月ぶりに釈放されました。
『エルピス』とは死刑が確定しているという点が似ていますね。
飯塚事件は死刑が執行されてしまいましたが、島田事件は死刑執行前に無実が明らかになっています。
島田事件を元ネタ・モデルにしているのだとすれば、死刑執行前に無実が証明できるのではないでしょうか!
しかし島田事件の真犯人も明らかになっていないため、ラストがどうなるか分かりませんね(>_<)
③袴田事件
ドラマ #エルピス で、冤罪事件に興味を持たれた方々にも、是非とも、袴田巌さんが確定死刑囚に仕立てられた経緯(『袴田事件』)を知って頂きたいですね。既に亡くなられましたが、無罪心証だったのに結果、死刑判決下さねばならなくなった熊本典道元裁判官は本当に心に大きな傷を負っていました。 https://t.co/E0SZsvRssg pic.twitter.com/RwXHEmjFbq
— Dark Knight (@DarkKnight_jp) December 17, 2022
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件と似てる実在の事件3つ目は、「袴田事件」です。
1966年6月に静岡県清水市で起きた強盗殺人放火事件。
血痕が付着したパジャマが原因で元プロボクサーの袴田巖さんが逮捕され、1968年に死刑が確定。
45年以上収監されたが、DNA鑑定の結果、2014年3月に死刑執行停止・釈放。
しかし無罪判決が出ているわけではなく、現在も死刑囚という扱い。
『エルピス』の事件と、袴田事件は、
- 死刑が確定していた
- 過酷な取り調べを受けた
- 自白を強要された
- 事件の真相を根本的に覆すような「重大な証拠」(DNA鑑定結果)が出た
- 再審請求が棄却された
- メディアでも特集された
といった点が似ています。
袴田事件では、
- 炎天下の中、最長17時間取り調べをする
- トイレは取調室の中で、取調官の前でさせる
- 泥酔者の隣の部屋に収容し、安眠させない
といった違法な取り調べが行われたそうです。
『エルピス』でも松本良夫が酷い取り調べを受けていたましたが、実在の事件はそれ以上ですね。。。
また犯人が着ていたとされるシャツについた血液のDNA型が、袴田巖さんと一致しないという鑑定結果が出ました。
『エルピス』でも井川晴美さんのスカートから別の人のDNAが検出されています。
『エルピス』と同様、再審請求が棄却されていますが、2回目の再審請求では上記のDNA鑑定結果を弁護側が提出し、死刑執行停止・釈放となりました。
『エルピス』ではDNA鑑定結果で、松本良夫以外のDNAが出ても再審請求は通っていません。
しかし松本良夫以外のDNAが本城彰のものと一致しているという情報を表に出れば、袴田事件のように再審が認められる可能性も考えられますね!
あと1話で一気に無罪判決まで持っていくかは分かりませんが、袴田事件のように死刑執行停止・釈放だが、死刑囚という扱いという終わり方になるかもしれません。
④伊藤詩織に対する性的暴行事件
9話、伊藤詩織さん事件ぶっ込んできた
凄すぎて震える…
検索したら朝日新聞の「根岸拓朗」という記者の名前が。
ゴードンの役名は「岸本拓朗」偶然…?考えすぎ?
自分がこのドラマにハマりすぎなのは間違いない#エルピス pic.twitter.com/4hJ5XLUHcp— naokomusique (@DJ_naoko) December 19, 2022
『エルピス』の9話の性的暴行事件と似てる実在の事件は、「伊藤詩織に対する性的暴行事件」です。
2015年にフリージャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBSテレビ報道局記者の山口敬之氏から性的暴行を受けた事件。
山口敬之氏は不起訴処分となり逮捕はされなかったが、最高裁での約332万円の賠償が確定した。
『エルピス』の事件と、伊藤詩織に対する性的暴行事件は、
- 会食後にお酒で記憶を失い、ホテルで暴行された
- 警視庁のお偉いさんの指示で逮捕が取り消しになった
- 記事を書いた記者の名前
といった点が似ています。
山口敬之氏は当初逮捕される予定だったそうですが、当時の警視庁刑事部長の指示で逮捕が取り消しになったということです。
なお山口敬之氏は安倍晋三元首相に最も近いジャーナリストと言われており、演説草稿を読ませてもらうほど信頼されていたそうです。
『エルピス』では、刑事部長よりも階級が高い元警察庁長官が関わっているため、余計手強いですよね(><)
また伊藤詩織さんへの賠償命令が確定したニュースを伝える記事で、朝日新聞デジタルでは根岸拓朗さんという方が執筆されていました。
岸本拓朗と同じ名前で、名字に「岸」が入っている点も同じです!
伊藤詩織さんへの賠償命令が確定したのは2022年7月のことであるため、参考にしたかは分かりませんが、すごい偶然?ですよね!
⑤赤木ファイル事件
森友公文書改ざんを強いられ、それを苦に自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん。貴方が苦しんだことを世間は決して忘れません。誰が改ざんを指示したのか明らかにすることは社会の責任だ。いつか必ず真相を究明し赤木さんの無念を晴らさなければならない。pic.twitter.com/gMIXIZ7P8S
— 世間はこいつらを忘れてはならない!この事件を風化させてはならない! bot版 (@bot_never4get7) December 13, 2022
『エルピス』の9話の大門亨が亡くなったことと似てる実在の事件は、「赤木ファイル事件」です。
『エルピス』の事件と、赤木ファイル事件は、
- 上司に改ざん(隠蔽)を命じられた
- それを苦に自殺した
といった点が似ています。
『エルピス』の場合は、自殺したのではなく他殺という可能性が高そうですね(><)
- 第1話で斎藤が副総理に「森友止めてますから」と言う
- 第2話で恵那が持っていた新聞に「森友文書 書き換えの疑い 野党 加計問題も合わせて追求へ」と書かれていた
など、だいぶ攻めていると思いましたし、大門亨のことに関しては、赤木ファイル事件を参考にした可能性が高そうです。
まとめ
【お知らせ】
明日よる10時からの「Mr.サンデー」で宮根さんと長澤まさみさんの対談が放送されます!共演者の方からのここだけの証言もあるかも!?ぜひご覧ください!※放送内容が急遽変更になる可能性があります。
写真は収録の日にポスターを見つけて撮りました! pic.twitter.com/UF9pLSXIeA
— 長澤まさみ主演『エルピス』新月10ドラマ (@elpis_ktv) October 22, 2022
本記事では、エルピス実在の事件がモデル!元ネタの実話や似てる事件は何?と題して詳しくご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
『エルピス』の八頭尾山連続殺人事件は、複数の実在の事件がモデルとなっています!
参考文献をもとに元ネタの実話、そして似てる事件をご紹介しましたので、参考にしていただければ幸いです(*^^*)
『エルピス』の元ネタや似てる事件は、無罪になっても真犯人が分かっていなかったり、真犯人が分かる前に死刑が執行されてしまったりと、悲しい結末が多いです。。。
『エルピス』はハッピーエンドになるといいですね(>_<)
それでは、エルピス実在の事件がモデル!元ネタの実話や似てる事件は何?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。