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ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?尾形の自害の理由は?キャラのその後は?

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今回は、ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?尾形の自害の理由は?キャラのその後は?と題してお届けします。

2024年1月19日に公開される実写映画『ゴールデンカムイ』、通称「金カム」。

私は原作も全巻読んだのですが、

一緒に落ちた杉元が生きてるってことは、鶴見中尉も生きてる?

鶴見中尉は部下や亡くなった妻子をどう思っていたの?

尾形の目的とか感情がグチャグチャなんだけど、結局自害した理由は何?

などなど、疑問点も多く・・・

この他、生き残ったキャラのその後も気になります!

本記事では、ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?尾形の自害の理由は?キャラのその後は?と題して詳しくご紹介していきます。

この記事で分かること
  • 鶴見中尉は生きてるのか?
  • 尾形の自害の理由
  • キャラのその後の考察
  • その他の考察
ねこ先輩
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皆さんの考察の参考にしてみてください♪

ぜひ、最後までお付き合いください(*^^*)

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  • 映画『樹海村』(山田杏奈さん主演)
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※本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

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ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?

ねこ先輩
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考察結果→鶴見中尉が生きてる可能性は非常に高い!

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『ゴールデンカムイ』31巻で、杉元と共に列車ごと函館湾に落ちた鶴見中尉(玉木宏)。

【鶴見中尉が函館湾に落ちた経緯】

列車にて、杉元(山﨑賢人)&アシㇼパ(山田杏奈)VS鶴見中尉の戦いに!

目眩ましのため、杉元はポケットに忍ばせておいた砂金を投げつけ、鶴見中尉に斬りかかります。

その拍子に土地の権利書と妻子の遺骨が落ち、鶴見中尉は土地の権利書を掴んだのです。

鶴見中尉は反撃して杉元を刺しますが、杉元も銃で鶴見中尉を撃ちます。

そのまま暴走する列車と共に、杉元と鶴見中尉は函館湾に落ちたのです。

 

鶴見中尉のその後は描かれていませんでしたが、生きている可能性が非常に高いと考察していますので、本章では、

  • 鶴見中尉が生きてると考察する理由
  • その後どうなったのか

をご紹介していきます!

 

理由

『ゴールデンカムイ』で鶴見中尉が生きてると考察する理由をご紹介していきます。

 

①一緒に落ちた杉元は生きている

杉元も鶴見中尉に刺されるなど、それまでの五稜郭での戦いに加え、かなりの重症を負っていました。

しかし半年後にはピンピンしていて、東京にいましたよね。

「不死身の杉元」だからかもしれませんが、鶴見中尉も前頭葉の一部を吹き飛ばされたのに生きていたので、かなり不死身だと思います(^_^;)

 

2人ともほぼ不死身

重症を負った上で、さらに海に落ちた

という杉元と同じ条件なので、杉元が生きているならば鶴見中尉が生きていてもおかしくないと言えるのではないでしょうか!

 

②遺体が見つかっていない

月島(工藤阿須加)が鶴見中尉の遺体を探すシーンがありましたが、遺体・遺骨どころか額当てすら見つかっていない状態

遺体は海に沈んでしまったとしても、額当ては軽そうなので浮いていてもおかしくないですよね。

沖に流されてしまった可能性もありますが、遺体がないということは生きてる可能性がゼロとは言い切れないと思います!

ねこ先輩
ねこ先輩
マンガでは大体遺体がなければ生きてることが多いよね

 

③死亡した描写がない

『ゴールデンカムイ』では主要人物が死亡する際、必ずと言っていいほど命を落とすシーンが描かれています。

  • 土方歳三(舘ひろし)
  • 牛山(勝矢)
  • 尾形(眞栄田郷敦)

などは、しっかり死亡する描写があるにも関わらず、鶴見中尉は死亡する瞬間が描かれていませんでした。

 

逆に「死亡したと思われたが、生きていたキャラ」である、

ヴァシリ(頭巾ちゃん)→尾形に射殺されたと思われたが、生きていて「山猫の死」という絵画を残した

有古力松→月島に射殺されたと思われたが消息不明で、父親のマキリに弾が当たって一命をとりとめ、自分のマキリを作った模様

の死亡シーンは描かれていません。

 

鶴見中尉は、頭巾ちゃんの死亡(したと思われたがしてなかった)シーンと状況が似ていると思います!

「死亡したと思われたが、生きていたキャラ」と同じように描写したということは、鶴見中尉は生きてる可能性が高いと言えるのではないでしょうか!

 

マッカーサーを操っていた黒幕になった!?

『ゴールデンカムイ』で鶴見中尉は生きてると考察していますが、その後どうなったのか気になりますよね!

単行本の最終巻(31巻)には加筆部分があり、鶴見中尉のその後と思われる描写がありました!

 

【最終巻の加筆部分の内容】

第二次世界大戦後に日本を統括したマッカーサー↓。

マッカーサー

 

第二次世界大戦中、ソ連が北海道占領を画策(><)

しかしマッカーサーがアメリカ軍の爆撃機を北海道に飛ばしたことがソ連への牽制になり、北海道は守られました。

 

マッカーサーは「ある日本人」から、アメリカ大統領選挙に出馬するための莫大な資金の援助を約束されていたそうですが・・・

本当はそんな資金はなく、マッカーサーは騙されていたという噂も。

 

マッカーサーを資金をエサに騙し、北海道(含め日本)を守っていた黒幕がおり、そのヒントは写真と金貨という話です。

 

その黒幕のヒントとなる写真の中に、鶴見中尉らしき人物がいます!

何年も経過しているので、だいぶ歳を重ねていますが、この額当ての形は鶴見中尉ですよね!!

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顔だけでなく、

鶴見中尉は杉元たちから「金塊はもうない」と聞かされていた(本当は半分残っていたけど、鶴見中尉は知らない)

ウイルクがアイヌの埋蔵金で作った金貨と、黒幕のヒントで出てきた金貨のデザインが同じ

鶴見中尉の目的は「他国の脅威から日本を守ること」

といったこと全て、鶴見中尉に当てはまります!

 

鶴見中尉は函館湾に落ちた後、マッカーサーを裏で操り、人知れず北海道(含め日本)を守っていたということですね!!

きっとマッカーサーのことも、「鶴見劇場」や「甘い嘘」で揺さぶったのでしょう(^_^;)

ねこ先輩
ねこ先輩
「鶴見劇場」は、嘘をついて相手を騙し、「俺にはもう鶴見中尉しかいない」って思わせる技だね

 

鶴見中尉は中央政府からは「反乱分子」とみなされており、日本にいることは危険です。

また重症を負ったのは確かだと思うので、体も使う兵士にはならず、頭を使って操ることにしたのだと思われます。

ねこ先輩
ねこ先輩
マッカーサーには「あなたが大統領になる道があると言ったら、どう思います?」とか言って近づきそう(笑)

 

一度負けた状況になっても、別の場所で戦いをやめないなんて鶴見中尉らしいですよね(^_^;)

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ゴールデンカムイ考察!尾形の自害の理由は?

ねこ先輩
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『ゴールデンカムイ』31巻で、自ら目を撃ち抜いて自害(自殺)した尾形(眞栄田郷敦)。

【尾形が自害した経緯】

列車にて、杉元(山﨑賢人)VS尾形の戦いに!

杉元がヒグマからも襲われてピンチになったところ、アシㇼパ(山田杏奈)が現れ、毒矢で尾形のお腹を射ます。

尾形は、毒のせいで自分が殺害した異母弟・勇作の幻覚を見て錯乱し、自らの左目を撃ち抜いて命を落としたのです。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
尾形の死に方は、毒→お腹を切る→銃と、母、父、勇作を殺害した方法をなぞってる

 

尾形は謎が多い人物で、色々とこじらせているので考えていることも分かりにくいです(><)

そのため尾形が自害した理由について、考察してみました!

 

死ぬつもりはなかった

尾形は自らの目を撃ち抜いて自害しましたが、そもそも死ぬつもりはなかったのではないかと考察します。

アシㇼパに矢で射抜かれた後、「まだ死ねない」と言っていた

自分のお腹を刀で切って毒矢を取り出し、応急処置をしようとしている

アシㇼパに反撃しようと銃を構えた

といったことから、尾形はそもそも死ぬつもりはなかったのではないでしょうか?

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尾形の目的である、

「こんな俺(父親に愛されず、欠けた人間)でも、(実母を見捨てた父の地位である)第七師団長になれる。

第七師団長だった父親も、父親が愛した勇作(異母弟)も立派ではなかった。

両親からの愛があってもなくても、人間に違いなどないと証明する。」

は、この時点でも果たせていませんよね。

 

また尾形は、

母親に自分の獲ってきた獲物を見せていたが、無視された=自分を見てほしかった

勇作が死ねば、父親は自分を愛してくれると思って射殺した

大人になってからも、土方たちに獲ってきた獲物を見せている

鶴見中尉にも「あなたが鯉登少尉だの、月島だの、宇佐美だのと、よそ見ばかりしている」と言っていた

といったことからも、自分の全人生をかけて誰かに愛されようとしていたことが分かります。

 

尾形にとって「愛されること=生きる意味」なのでしょう。

そんな「愛されること」に何よりも執念を燃やしている男が、誰からも愛されていない(と思っている)まま死のうとするはずがないのです。

 

目を撃った理由

前述の通り、『ゴールデンカムイ』の尾形は死ぬつもりはなかったと考察していますが、ではなぜ自分の目を撃ち抜いたのでしょうか?

死ぬつもりはなかったのに自害した理由について、考察していきたいと思います!

 

①罪悪感に気づいてしまったから

尾形の心情尾形の心情尾形の心情

尾形が自分の目を撃ち抜いたのは、罪悪感に気づいてしまい、それを見ないようにするためと考察します。

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尾形はこれまでの人生で、

「俺は愛されずに育った『欠けた人間』だから、殺人をしても罪悪感を感じない」

と思って生きてきました。

 

【これまでの経緯】

尾形は異母弟・勇作に殺人を命ずるが、拒否され、

「殺人をして罪悪感を微塵も感じない人間が、この世にいて良いはずがない」

と言われます。

 

尾形は、

「罪悪感を感じない俺がおかしいのか?妾の子だから?いや、実は自分も父親から愛されていたのかも

=勇作と自分に違いはないかも」

と思います。

 

普通はここで「だから自分も罪悪感を感じるはず」と思いますが、尾形は、

勇作も俺と同じで、殺人をしても罪悪感を感じないかも

という考えに至ったのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
謎すぎる(^_^;)

 

「勇作と自分が同じ(だけ愛されている)」を証明するために、尾形は勇作を殺害し、父の目が自分に向くかを確かめました

 

しかし父親には愛してもらえないままであり、尾形の中では、

「やっぱり俺は愛されていない『欠けた人間』だから、罪悪感を感じない」

という結論に至ったのでしょう。

 

しかしアシㇼパの毒矢で見た幻覚により、

「アシㇼパに銃を向けると勇作が浮かぶ=勇作を殺害したことに罪悪感を持っていたかも?

という1つの疑念が浮かびます。

 

尾形の中では「愛された人間は罪悪感を感じる」なので、それにより、

父親の愛を確かめるために母親を殺害したこと

父親の愛を確かめるために勇作を殺害したこと

自分のような「欠けた人間」が第七師団長になることで、父親や勇作の価値はないと証明すること

全て間違い(愛があったのだから殺害で確かめる意味はなかった。「欠けた人間」じゃないから、第七師団長になっても証明にならない)だったことに気づきます。

ねこ先輩
ねこ先輩
尾形が家族を殺害した理由については、こちらで紹介してるよ

 

「自分のような『欠けた人間』が第七師団長になることで、父親や勇作の価値はないと証明しよう」

と信じて実践してきたこの何十年かの人生を全否定されたため、それが耐えきれなかったのでしょう。

 

例えば自分の子どもが病気で、「この薬が効く」と言われて飲ませてた時、それが逆効果だったっと知ったらいたたまれませんよね。。。

それでも「効果あるはず!」と見ないふりをして飲ませるかもしれませんし、他の治療法を血眼で探したりするかもしれません。

とにかく自分の間違いをどうにかするために奮闘するはずです。

 

尾形の場合は何人も殺害しているため、償う方法が自分の死しか思いつかなかったのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
死にたかったわけじゃなくて、それしか方法がなかったってことかな

 

もしくは、罪悪感を感じたことを「見なかったこと」にしたいと思ったと考察します。

 

尾形が選んだ自殺方法は「目を撃ち抜く」でした。

尾形の右目は以前、アシㇼパに毒矢で射抜かれた時に既に見えなくなっているため、左目も失えば何も見えません。

「実は罪悪感を感じていた」という、自分が見たくないものから逃れるため、「左目を失えば何も見なくて済む」と思って目を撃ち抜いたのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
死ぬつもりじゃなくて、とにかく「見たくなかった」ってことだね

 

『ミス・サイゴン』という舞台でもヒロインが自殺するのですが、自殺した理由について演じた高畑充希さんは「ベストな道に短距離で行けるから」と話していました。

つまり尾形にとって自分の目を撃ち抜くことが、ベストな道(罪悪感から逃げて自分を守る・アシㇼパを殺人者にしない)に最短距離で行ける方法だったのだと考察します。

 

②アシㇼパを殺人者にしないため

前述の通り、尾形は全人生をかけて誰かに愛されようとしていました。

そんな尾形を異母弟の勇作だけでなく、アシㇼパさんも愛してくれていたのではないでしょうか?

 

アシㇼパさんは、

自分を見てくれなかった尾形の母親と違い、チタタプした時も見ていてくれた

シロイルカを仕留めた時に「やったな!尾形」と褒めてくれた

間違えてトナカイを撃ってしまった時も「一緒に謝りに行こう」と言ってくれた

などなど、「小さなお母さん」かのように尾形を見てくれていました。

尾形は勇作に感じていたように、アシㇼパさんのことも好きになりかけてたのではないでしょうか?

 

確かに樺太でアシㇼパさんを裏切ってはいましたが、

脅すのではなく、説得しようとしていた

アシㇼパさんに母親を重ねたかのような嘘をついた(考察は次章)

「『やっぱり』俺ではダメか」と言った→アシㇼパさんには愛されてると思ったから、説得できると思った?

といったことからアシㇼパさんを傷つける気はなく、むしろ「俺を見てくれていたアシㇼパなら、話してくれるんではないか?」とさえ思っていたようにも見えます。

ねこ先輩
ねこ先輩
最後の最後まで、銃は向けてなかったしね

 

アシㇼパさんも勇作と同じく殺人をした経験がなく、「清い」ままでした。

杉元がアシㇼパさんの清さを守ろうとしたのと同じように、尾形もアシㇼパさん殺人者にしないように、自分でとどめを刺したのではないでしょうか?

 

尾形は毒矢で射抜かれた後、矢を抜いてはいましたが、放っておけばそのまま死んでいても(=罪悪感を見なくて済む状態になっても)おかしくなったでしょう。

しかし、それでは尾形の死因はアシㇼパさんの毒矢になってしまいます。

自害を選んだということは、少なからずアシㇼパさんの清さを守ろうとしたと言えるのではないでしょうか?

 

③愛されていたと知ったから

前述の通り私は、「愛されること」に何よりも執念を燃やしている男が、誰からも愛されていない(と思っている)まま死のうとするはずがないと考察しています。

 

しかし尾形は、毒矢で見た幻覚により、

兄様と慕ってくれた勇作(尾形自身も「勇作だけが俺を愛してくれた」と言っている)

自分を見てくれていたアシㇼパ

両親(愛し合って生まれたわけじゃないと思っていたが、愛し合った瞬間はあった)

たちに愛されていた=欠けた人間ではないと気づいたのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
勇作と同じように、人を殺めたことがない&自分を愛してくれたアシㇼパさんが気づかせてくれたんだね

 

極めつけは、勇作の幻覚が言った「兄様は祝福されて生まれた子供です」。

愛をもらっていたと知った尾形には、もう生きてる意味がなくなってしまったのではないでしょうか。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
生きてる意味もないし、愛してくれた人はほとんど殺害してるし、散々だもんね。。。
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ゴールデンカムイ実写映画ロケ地は北海道のどこ?撮影場所を紹介!今回は、ゴールデンカムイ実写映画ロケ地は北海道のどこ?撮影場所を紹介!と題してお届けします。 2024年1月19日に公開された実写...

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ゴールデンカムイ考察!キャラのその後は?

『ゴールデンカムイ』最終巻では、それぞれのキャラのその後も描かれていましたが、具体的にどうなったのか気になりますよね!

その後どうなったのかと共に、

  • さらにその後
  • 具体的にどうなったのか

を考察していきたいと思います!

ねこ先輩
ねこ先輩
モデルになった人物の生涯を参考にしつつ、考察していくよ♪

 

杉元&アシㇼパは結婚した?

ねこ先輩
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最終回時点で杉元とアシㇼパは結婚していないが、その後はしてもおかしくないと思う

 

五稜郭での戦いの後、杉元(山﨑賢人)はアシㇼパさん(山田杏奈)と共に北海道に帰りました。

3年後も一緒にいましたが、「杉元」「アシㇼパさん」と呼び合っていたことから、最終巻時点では結婚していないものと思われます。

 

「その後も結婚はしない」という考察も多いですが、私は「結婚してもおかしくはない」と考察しています!

杉元にとってアシㇼパさんは「相棒」で、女性として見てはいないが、もちろん嫌いなわけではないし、尊敬している

ねこ先輩
ねこ先輩
「依存してる」って声もあるけど、大人が子どもを「守りたい」って思うのは自然じゃないかな?

「父性」的な

杉元は「北海道に“帰ろう”」と言っていて、3年後も一緒にいたことから、少なくとも一緒に生きる気はあるはず

アシㇼパさんは、海賊房太郎やフチに杉元のことを言われた時、耳が赤くなっている=杉元のことを男性として多少は意識しているはず

フチ(アシㇼパの祖母)も「アシㇼパを嫁にもらってやってほしい」と言っている

杉元とアシㇼパさんには10歳くらい年の差があるが、明治くらいは年の差婚も多いから問題ない

梅子のことは、東京からすぐ帰ったから未練はもうなさそう

ねこ先輩
ねこ先輩
少なくとも、梅子と結婚する気はないと思う

と、結婚してもおかしくない条件は揃っています。

 

何よりアシㇼパさんは、

アイヌの文化を守り、受け継いでいくこと

それぞれ違う部分を受け入れ、アイヌと和人が共に生きていける道を探すこと

を使命としています!

 

アイヌの文化を次の世代に受け継ぐには、子どもに教えていくのが1番ですよね。

ねこ先輩
ねこ先輩
和人に教えていったって、次の世代に伝えてくれるとは限らないし

 

アイヌは自分以外の子どもも大切に育てると言っていましたので、アシㇼパさんが他の人の子どもに教えていった可能性はあります。

しかしアシㇼパさんは、「アイヌと和人が共に生きていける道を探したい。それが私の役目」とも言っていました。

 

「アイヌと和人が共に生きていける」と証明するには、和人である杉元と、アイヌであるアシㇼパさんが結婚するのが1番良い方法なのではないでしょうか?

他にも証明する方法はあると思いますが、アイヌのリーダー的な存在になって「私も和人と結婚しています」って言うのが1番分かりやすいし、手っ取り早いと思います。

 

杉元も、今は女性として見ていなくても、アシㇼパさんと一緒に生きていくつもりはあるようですし、アシㇼパさんが和人と結婚するなら杉元以外考えられないでしょう。

アイヌと和人が共に生きていけることを証明するため、

アシㇼパ「どうやって証明すれば良いんだろう・・・」

杉元「ん〜結婚しちゃう?」

アシㇼパ「え!?何を言い出すんだ杉元!!・・・ (〃ノдノ)」

とか、

アシㇼパ「おい杉元!結婚するぞ!」

杉元「え!?急にどうしたの?」

アシㇼパ「嫌なのか?ヽ(`Д´)ノ」

といった会話があってもおかしくないと思っちゃいます(笑)

ねこ先輩
ねこ先輩
だって2人とも相手のこと嫌いなわけじゃないし

 

少なくとも、お互いに別のパートナーができたり、離れたりすることは想像できないんですよね〜

「ずっと相棒でいてほしい」という声も多いですが、一生一緒にいるのであれば何らかのタイミングで結婚してもおかしくないと思ってしまいます(><)

ねこ先輩
ねこ先輩
1914年には第一次世界大戦が始まっちゃうから、杉元が徴兵されちゃう可能性もあるけど。。。

 

白石が王様になった方法と白紙の手紙

ねこ先輩
ねこ先輩
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白石は王様にはなったが、下手すりゃピンチかも(^_^;)

 

白石(矢本悠馬)は、杉元、アシㇼパさんから離れ、残りの金塊(1万貫、現代では4000億円)を運び出して、どこかの無人島で移民を募って王様になっていました!

ねこ先輩
ねこ先輩
王様になったのは、海賊房太郎の影響だね

 

白石は1人で抜け出していましたので、おそらく人目につかない夜に井戸から金塊を持ち出したのでしょう。

現実的に考えると、

最初にある程度の金塊を持てるだけ持って、船を借りるor買う

王様になれそうな無人島を見つける

ねこ先輩
ねこ先輩
海賊房太郎が「東南アジアの島に自分の王国を作りたい」って言ってたよね

だから東南アジアのどこかじゃないかな?


さらに金塊を持ち出し、移民を募る

ねこ先輩
ねこ先輩
土方の夢が「移民を募って多民族国家を作る」だから、それを叶えたのかな?


移民と共に残りの金塊を持ち出す

王様になる!

という流れだったのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
一気に全部は持ち出せないし、少しずつ持ち出して隠しとくのも危ないから、何段階かに分けて国を作っていったんだと思う

 

白石は王様になった後、杉元とアシㇼパさんに、

  • 自分の王国のコイン(ビルマ語で「しらいしよしたけ王」と書かれているそう)
  • 白紙の手紙

を出しました。

ねこ先輩
ねこ先輩
ビルマ語はミャンマーの公用語だよ

 

手紙には何も書かれていませんでしたが、

アシㇼパさんがクンクン匂いを嗅いでいた

キロランケがソフィアに牛乳の炙り出しで手紙を書いていた

といったことから、炙り出しをすれば何かが書かれている可能性が高いです!

 

これまでの経緯や自分がいる場所が書かれているかもしれませんが、炙り出しを用いたのであれば他の人には読まれたくない=白石は下手すりゃピンチという可能性も!

ねこ先輩
ねこ先輩
キロランケも、看守に読まれないために牛乳を使ってたわけだし

 

もしかしたら白石も捕まっているのかもしれません(^_^;)

脱獄するのはお手の物でしょうから、脱獄の手伝いをお願いするような内容ではないでしょう。

王座を狙われて収監され、国を取り返すために杉元とアシㇼパさんの協力を仰ごうとしている可能性もあると思います(^_^;)

ねこ先輩
ねこ先輩
白石に権力は似合わないから、何だかんだあって結局北海道に戻ってくるとかもありそう(笑) 

 

月島&鯉登少尉

ねこ先輩
ねこ先輩
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鯉登少尉は「最後の第七師団長」となり、月島は鯉登の右腕を全うした

 

鶴見中尉は中央政府からは「反乱分子」とみなされており、それに従っていた第七師団も危険な立場にいます。

しかし鯉登少尉は中央政府から部下たちを守り抜いたようで、「第七師団長で中将」まで出世しました!

【少尉以上の旧日本軍の階級】

少尉→中尉→大尉→少佐→中佐→大佐→少将→中将→大将

ねこ先輩
ねこ先輩

鯉登少尉は、7階級も上がってて大出世だね!

鯉登パパが少将だったから、パパ超えしてる!

 

鯉登少尉のモデルは、実際の最後の第七師団長である鯉登行一こいとぎょういち中将と言われています。

鯉登行一中将は、第七師団長になってからは第二次世界大戦終戦まで北海道に駐屯し、第七師団本隊は無傷のまま本土に残ったとのこと。

本当に部下を守り抜いた方だったんですね(><)

 

鯉登少尉も樺太で部下を傷つけられて激怒していましたし、本当に部下思いなんだと思います(><)

月島(工藤阿須加)はこれまで鶴見中尉のもとで汚い仕事もさせられてきましたが、鯉登少尉の右腕になってからは、頭を使って解決したことが増えたのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
あの真っ直ぐな鯉登少尉が、鶴見中尉みたいに汚い仕事をさせるとは思えない

 

中央政府から「逆賊」として裁かれないよう、上手な言い訳をしたり、見返りを用意したりしたのかもしれませんね!

 

なおモデルの鯉登行一中将は戦後、GHQの指令により要職(重要な地位)に就くことはできず、倉庫番となって戦死した部下たちを弔い、貧しい生活をしていたそうです。。。

月島は金カムの始まりである1907年時点で30代前半と言われているため、第二次世界大戦が起こった1939年時点では既に定年退職しているでしょう。

2人で余生を過ごしながら、鯉登少尉が月島から質素に生活する方法を教えてもらっていたりしたらエモいですよね(><)

ねこ先輩
ねこ先輩
おじいちゃんになってもメンコではしゃいでたりしたら泣ける(><)

 

永倉新八の余生は長くない!?

永倉新八は史実通りだと、1915年(金カムの始まりは1907年)に骨膜炎と敗血症で死去

 

永倉新八(木場勝己)はその後、

小樽で大学生に剣道を教える

新撰組の手記を残した

と書かれています。

 

これは、

1909年に小樽に住み、東北帝国大学農科大学(現・北海道大学)の剣道部を指導したこと

『浪士文久報国記事』、『七ケ所手負場所顕ス』といった手記を残したこと

という史実に近いです!

ねこ先輩
ねこ先輩
永倉新八は大学生への稽古で体を痛めて、学生に抱きかかえられて自宅に帰ってきたんだって(笑)

 

金カムの永倉新八も史実通りの人生を送るとしたら、金カムの始まりである1907年の8年後、1915年に虫歯が原因で骨膜炎と敗血症を併発し、77歳で亡くなってしまいます。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
虫歯が原因とか怖すぎるんだけど(><)

 

77歳ということで、明治・大正時代の平均寿命である44歳前後より随分長生きですが、金カムの終わりの後に割とすぐ亡くなってしまうようです。。。

役目を果たしきったということですかね(><)

 

なお土方歳三の遺体は、まだ見つかっていません。

ねこ先輩
ねこ先輩
史実では五稜郭内に埋葬された説もあるけど、未だに埋葬場所は確定してないんだって

 

永倉新八1人で遺体を運ぶのは無理だと思うので、夏太郎や門倉、キラウㇱに協力してもらって、どこかに埋葬したのではないでしょうか。

ねこ先輩
ねこ先輩
そんなに遠くには運べないから、五稜郭とかの可能性もあるけど、見つかってないなら海に散骨したとかもありそう

 

谷垣&インカㇻマッはチカパシと再会できる?

ねこ先輩
ねこ先輩
↑原作もオススメ♪

谷垣とインカㇻマッは15人の子どもを授かったが、いつまでも幸せとは限らない

 

谷垣(大谷亮平)はインカㇻマッと共に阿仁(秋田県北部)に戻り、15人の子ども(長女以外は全員息子)を授かりました

大家族で幸せそうですね〜♡

出身地である阿仁に戻ったということは、谷垣は完全に兵士を辞めてマタギに戻れたということでしょう(*^^*)

 

マタギとしての自分を思い出させてくれた恩人である二瓶鉄造にへいてつぞうは15人子ども(戦死した息子以外は全員女の子)がいると言っていましたので、谷垣の子の性別は恩人の逆バージョン

み〜んな谷垣そっくりの剛毛なので、「ほとんど男の子で良かったね」と思ってしまいました(^_^;)

ねこ先輩
ねこ先輩
私もだけど、女の子で毛深いといじられるかもだもんね(^_^;)

 

インカㇻマッもウイルクからもらった大事な服を長女に着せていて、過去にとらわれるのではなく、「いい思い出」として受け入れているようにも見えます。

 

そんな幸せ家族ですが・・・

金カムの始まりである1907年の7年後、1914年第一次世界大戦、32年後の1939年には第二次世界大戦が始まってしまいます。。。

年齢的に考えると、

第一次世界大戦で谷垣が徴兵される可能性はある

第二次世界大戦では、息子たちが徴兵される可能性が高い

となり、家族のうち誰かは戦死してもおかしくありません。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
戦争に行かなかったとしても、大家族だと誰か餓死しちゃうかも。。。

 

戦争がある中では、チカパシがいる樺太に行くのは中々難しいでしょう。

第二次世界大戦末期には樺太で市街戦が行われており、戦後はロシアが樺太を実効支配しています。

そのため、チカパシと谷垣が再会できる可能性はかなり低そうですね。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
市街戦の犠牲になってしまってるかもしれないし。。。

 

谷垣がチカパシの成長を近くで見られないだけでなく、成長した姿も見られないかもなんて寂しすぎます。。。

 

ヴァシリの絵を買ったのは?

ねこ先輩
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↑原作もオススメ♪

ロシアに帰って著名な画家になったヴァシリ(頭巾ちゃん)の絵を買ったのは生まれ変わった勇作?

 

ヴァシリは尾形との対決で死亡したと思われていましたが、実は生きていて、ロシアに帰って画家になりました。

ヴァシリは尾形の死を知り、1940年に「山猫の死」という絵を描いて亡くなるまで手放さなかったそうです。

金カムの始まりが1907年なので、尾形の死の直後に描いたわけではなく、晩年に描いたようですね。

 

1940年までには第一次世界大戦もありましたので、ヴァシリはスナイパーとして戦い、その後で画家になった可能性もあります。

ヴァシリが尾形の遺体を見たのかは分かりませんが、猫の後ろに線路が描かれていることから、尾形の遺体を見て、それを思い出して描いたのだと思われます。

山猫は満足そうな表情だったので、尾形は最後にヴァシリに会い、自分を見てくれていた・理解してくれていたことを思い出し、満足して息を引き取ったのかもしれません。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
同じスナイパーとして、お互いライバル視してたけど尊敬もしあってたもんね

もしかしたら、尾形を埋葬したのも頭巾ちゃんかも

 

「山猫の死」はヴァシリの死後、日本のIT企業により、3億円で落札されたとのこと。

IT企業が出てくるまで生きていたと考えると、ヴァシリは結構長生きできたようです!

 

「山猫の死」を落札した日本のIT企業については分かっていませんが、「生まれ変わった勇作(尾形の異母弟)」という考察が多いようです(><)

確かに勇作だったら、3億円払ってでも尾形の最後の姿を買ってくれそうですよね(><)

ねこ先輩
ねこ先輩
生き残ってる人で、IT企業の社長になりそうな人も、尾形の絵を買いそうな人もいないし。。。 

 

キラウㇱ&門倉&マンスールが作った映画のモデルは?

ねこ先輩
ねこ先輩
↑原作もオススメ♪

キラウㇱ&門倉&マンスールは10年後にアメリカに行って映画を撮って大コケしたが、現在再評価されている

 

キラウㇱ&門倉&マンスールは10年後にアメリカに行きます。

そこで騎兵隊やお尋ね者、日本から来た侍とアイヌが、アメリカ先住民が隠した金塊を奪い合うという映画を自ら主演で撮影しました。

騎兵隊→第七師団

お尋ね者→土方一味

日本から来た侍とアイヌ→杉元とアシㇼパ?

アメリカ先住民が隠した金塊→アイヌが隠した金塊

と、金カムになぞられた作品になっていますね!

 

なぜ急にアメリカに行って映画を撮ったのかは不明ですが、樺太で「シネマトグラフ」での撮影をしたことがきっかけになっているのかもしれませんね!

ねこ先輩
ねこ先輩
あの時3人はいなかったけど、誰かから聞いて興味を持ってたのかもしれないし

 

3人がアメリカに行ったのが10年後だったのは、

  • 永倉新八の死
  • 第一次世界大戦

が理由になっていると思われます。

 

前述の通り、永倉新八は史実通りだと金カムの終わりの後に割とすぐに亡くなってしまいます。

ねこ先輩
ねこ先輩
永倉新八が亡くなったのは1915年(金カムの始まりは1907年)だよ

 

3人は土方一味だったので、永倉新八の老後を共に過ごしていたのではないでしょうか?

そして第一次世界大戦が終わったのが1918年。

3人は永倉新八を看取り、さらに第一次世界大戦が終わってからアメリカに行ったということだと思われます。

 

3人が大コケした後、アメリカに残ったのか日本に帰ってきたのかは分かりませんが、年齢的に考えると1939年に始まった第二次世界大戦の前には寿命で亡くなっていると思います。

そのため3人仲良く平和に余生を過ごしたのかもしれませんね♪

ねこ先輩
ねこ先輩
強運の門倉がいるし、ある意味1番平和に過ごした3人かも

 

なお3人が撮影した映画のモデルは、1995年に公開された映画『EAST MEETS WEST』ではないかという考察がありました!

 

『EAST MEETS WEST』とは?

1995年に公開された、岡本喜八監督の映画。

日本人の主人公がアメリカに行き、資金3000両・時価13000ドル相当の小判が強盗団に奪われてしまう話。

  • お金の奪還を目指す
  • ネイティブの娘と共に珍道中をする

といった点が共通している。

興行収入は4.3億円。

 

確かに近い感じがしますね。

撮影した当時ではなく、現在再評価されているという点が、変なところで強運な門倉らしいです(笑)

 

1番の勝者は夏太郎!?

夏太郎は羊の小さな牧場を始め、後に大牧場主に!

 

土方一味の1人ではあるものの、作中でそこまで活躍した場面はなかった夏太郎ですが、羊の小さな牧場を始め、後に大牧場主になりました!

土方歳三の話を社員?に自慢して笑われており、「また嘘ついてる」と思われているのでしょうが、そんな「嘘のような本当の話」のネタは夏太郎はいくつも持っていますよね!

 

前述の通り、金塊を手にして王様になった白石は、実はピンチかもと考察しています。

となると、1番の勝ち組は大牧場主になった夏太郎かもしれませんね!

ねこ先輩
ねこ先輩
門倉たちの映画が評価されたのは最近だし

 

北海道の牧場主というとライバルも多くて経営も大変そうですが、北海道で大牧場主になれたのであれば、中々その地位は揺るがないと思います!

晩年まで動物たちに囲まれながら、豊かで穏やかな暮らしをしたのではないでしょうか(*^^*)

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ゴールデンカムイ原作1巻〜最後までネタバレ・感想!金塊の場所は?死亡キャラも今回は、ゴールデンカムイ原作1巻〜最後までネタバレ・感想!金塊の場所は?死亡キャラもと題してお届けします。 2024年1月19日に...

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ゴールデンカムイ考察!

ここまで『ゴールデンカムイ』について色々と考察していましたが、本章では、筆者が金カムを読んでいて気になったその他の事柄を考察していきたいと思います!

  • 鶴見中尉は部下や妻子をどう思っていたのか?
  • 樺太で尾形がアシㇼパさんについた嘘の意味
  • 「最後の晩餐」っぽい描写の意味と答え合わせ

などを考察していますので、参考にしていただければ幸いです(*^^*)

 

尾形がアシㇼパについた嘘の意味

原作19巻で、アシㇼパさんが刺青の謎を解く鍵であるウイルクのアイヌ語の名前「ホㇿケウオㇱコニ」を思い出したときのこと。

アシㇼパさんが何かを思い出したことを感づいた尾形は、「自分だけに教えてくれ。俺は杉元に頼まれた」と言い、杉元の最後について話し始めました。

ねこ先輩
ねこ先輩
アシㇼパさんは、尾形の話から本当に杉元に頼まれたのかを確かめてたんだね

 

尾形は、

「『トメ』に金塊を分けてあげてほしい。故郷へ帰りたい。あんこう鍋が食べたい」

と杉元から言われたと嘘をついていました。

ねこ先輩
ねこ先輩
アシㇼパさんは尾形の好物が「干し柿」だって知ってたから、嘘だって気づいたんだね

 

私は尾形がついた嘘は、尾形の本音だったのではないかと考察します!

 

「トメ」って誰やねんって感じですが、実はトメは尾形の実の母親です!

尾形の母親は妾で、主人に捨てられて心が壊れ、主人の好物であるあんこう鍋ばかり作っており、そんな母親を尾形は殺害したのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
尾形が母親(トメ)を殺害したことについては、こちらの記事で詳しく紹介してるよ

 

前章の通り、尾形は実は殺害に罪悪感を持っていたが、ずっとそれを見ないようにしてきたと考察しています。

母親を殺害したことへの罪悪感という本音が、「アシㇼパから早くヒントを聞き出さねば」という土壇場のこの場面でこぼれ出たのだと思います。。。

 

自分が撃ったことで倒れている杉元を思い出して、自分が殺害した母親を連想

女性の名前で咄嗟に「トメ」という母親の名前が出てきてしまう

母親を思い出して「故郷へ帰りたい」→本当は母親に愛されていたと心の奥底では気づいていたから、あの頃に戻りたかった?

「あんこう鍋が食べたい」→父親の好物ばかり作って自分を見てくれない母親が嫌だったが、そんな母親の料理が食べたいと思うほど母を愛していた

ということではないでしょうか。。。

 

その後アシㇼパさんに嘘がバレ、「やっぱり俺では駄目(聞き出せない)か」と言います。

このセリフも、「母親を捨てた父親なんかじゃなく、俺がずっと側にいたのに、『やっぱり俺では駄目か』」という2つの意味にも取れると思います。

 

尾形が咄嗟についた嘘は、尾形の切ない本音だったということですね。。。

 

勇作はなぜ尾形を慕ってくれたのか?

考察結果→自分に期待をしない唯一の家族だったから

 

尾形の異母弟・勇作は、自分の父親の妾の息子である尾形を「兄様」と慕っていましたよね。

尾形は別に勇作に優しくしたわけでもないですし、異母兄弟&階級も尾形が下という微妙な関係なので、普通だったら避けてもおかしくないと思います。

ねこ先輩
ねこ先輩
尾形に愛想なんてないし、むしろ「殺害してみろ」とか嫌な奴だよね

 

勇作は「一人っ子で兄弟がほしかったから」という理由で懐いていましたが、理由はそれだけはないと思います。

勇作は、

父親からは「お前は殺害せず、『偶像』となって勇気を与えろ」と言われる

母親は心の中では軍に行かせたくないと思っている=死んでほしくない

と、一人っ子ゆえに両親の期待と愛を一身に背負ってきました

 

期待されるのも愛されるのも尾形が何より望んでいたことではありますが、「期待に応えないと」と頑張るのはいつか辛くなってしまいますよね。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
勉強でもスポーツでも、同じように親や周りからの期待に応えるのしんどいって思ったことある方いるんじゃないかな?

 

勇作が両親の期待(しかも、それぞれ違うことを望んでいる)に疲れ始めた頃、出会ったのが尾形だったのではないでしょうか?

尾形は勇作には一切期待などしていないので、自分を愛さず、期待もしない尾形の存在が心地良かったのではないかと思います。

ねこ先輩
ねこ先輩
過保護な親に育てられた自分に冷たく当たった麦野くんを好きになった『過保護のカホコ』のカホコみたいな感じ?

 

だから両親と違うタイプの尾形を「兄様」と慕っていたのでしょう。

尾形に「捕虜を殺害してみろ」と言われ、「できません」と拒否った時、勇作が苦しそうにしていたのも、親の期待に応えることが辛かったことの表れだと思います。

ねこ先輩
ねこ先輩
必死に親の期待に応えようとしていたんだね

 

またファンブックによると、鯉登・花沢の父同士は親友で、音之進(鯉登少尉)と勇作には面識があるそうです。

鯉登少尉には亡くなった兄がいて仲が良かったので、鯉登少尉から兄の話を聞いて、羨ましく思っていた可能性もあります。

 

月島といご草ちゃんの真実

考察結果→鶴見中尉は真実を言っていた

 

月島(工藤阿須加)と、その想い人である「いご草ちゃん」。

【月島といご草ちゃんの経緯】

月島は若い頃、「いご草ちゃん」こと「春見ちよ」と心を通わせており、戦争後に駆け落ちしようと言っていました。

地元では月島戦死のデマが流れ、いご草ちゃんはデマを信じて行方不明で自殺したという噂が・・・

月島はデマを流した実の父親を殺害し、死刑囚となってしまいました。

 

監獄の中で鶴見中尉から「いご草ちゃんは結婚して関東にいる」と言われます(><)

三菱の幹部から「息子の嫁に」と言われましたが、いご草ちゃんは月島を想っていたため、いご草ちゃんの両親は地元総出で大芝居を打ったのです。

 

生きる気力を取り戻した月島ですが、日露戦争中に同郷の兵士から「いご草ちゃんの遺骨が月島の実家から発見された」と知らされます。。。

月島は鶴見中尉に詰め寄りますが、鶴見中尉曰く「遺骨は月島の罪を軽くするための偽装工作であり、いご草ちゃんが生きているのは本当だ」とのこと。

ねこ先輩
ねこ先輩
親を殺害するのは重罪だから、「父親に恋人を殺害されたため」という殺害の理由を足した

 

鶴見中尉が行った一連の言動は、月島の忠誠心を試すための「鶴見劇場」だったと後になって分かります。

月島は「いご草ちゃんは亡くなった」というか、「もう何も考えられない」と、心が壊れてしまいました。。。

 

鶴見中尉は、

死刑囚になっていた月島を救う=命の恩人

9年後に「いご草ちゃんは亡くなっていた」と聞かされる→メンタルボロボロに

「月島の罪を軽くするための偽装工作、本当は死んでない。信頼できるのはお前だけ」と言う→ボロボロになった心に愛情を注ぎ込む

という「鶴見劇場」をやり、月島の忠誠心を確かめる&揺るがぬものにしたかったようですが・・・

 

こんなことをされたら読者からしても月島からしても、「鶴見中尉の言うことは信用できないから、いご草ちゃんは亡くなっているのかも」と思っていますよね(><)

しかし原作28巻の杉元の回想シーンで、財閥のお嬢さまが「従兄弟がクリクリくせっ毛の田舎娘と結婚した」と言っていました。

そのため、鶴見中尉の言う通り、いご草ちゃんは生きていたのです!

 

鶴見中尉の言動と真実を整理してみましょう。

月島戦死のデマを流した→いご草ちゃんの両親が仕組んだことであり、鶴見中尉は無関係

月島が実の父親を殺害した→これも鶴見中尉は無関係

 

鶴見中尉が調べ、「いご草ちゃんは結婚して関東にいる」と分かる→真実

同郷の兵士から「いご草ちゃんの遺骨が月島の実家から発見された」と知らされる→わざわざ同郷の兵士に伝えさせたのは鶴見中尉の芝居

ねこ先輩
ねこ先輩
鶴見中尉と同郷の兵士が、目配せしてたもんね

「遺骨は月島の罪を軽くするための偽装工作であり、いご草ちゃんが生きている」→本当

 

鶴見中尉が言っていたことは本当なのですが、同郷の兵士を使って月島の忠誠心を試したということですね。。。

 

そういう余計なことをするから、月島の心が壊れちゃったし、いご草ちゃんの生死も月島の中であやふやになっちゃうんですよね〜

「鶴見劇場」は本当に厄介ですし、犠牲になってしまった月島も可哀想です。。。

 

月島は金塊強奪戦を生き残りますが、第七師団長になった鯉登少尉の右腕を全うしたため、東京にいるいご草ちゃんと再会することはできなかったと思われます。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
第七師団は北海道に置かれた団だからね

 

月島と鯉登少尉は、鶴見中尉をどう思っていた?

考察結果→鶴見中尉のことは好きだったが疑念が芽生え、最終的にはもっと大切なものができ、月島は鯉登少尉を支えたいと思った?

 

鶴見中尉(玉木宏)の忠実な部下である月島(工藤阿須加)と、鯉登少尉。

 

前述の通り月島は、鶴見中尉に忠誠心を試されながらも忠実な駒として動いてきました。

月島は「鶴見中尉に救われた命だから、残りはあなたのために使う」と言っていましたよね。

言葉だけ聞くと感謝しているようにも見えますが、月島は鶴見中尉に振り回されて考えるのが疲れてしまい、自分の意志を持つことから逃げていたのではないかと思います。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
何かに疑念を持つことにも疲れちゃったんだね。。。

 

鯉登少尉は鶴見中尉LOVEで、鶴見中尉の前では緊張して早口の薩摩弁になってしまい、月島に通訳させるほどでした。

しかし鶴見中尉を崇拝するきっかけになった鯉登少尉誘拐事件が、実は鶴見中尉が仕組んだことだったと知り、疑念が芽生え始めます。

【鯉登少尉誘拐事件とは?】

鯉登少尉が16歳の時にロシア人に誘拐されるが、鶴見中尉が助け出してくれた事件のこと。

しかし、これは鶴見中尉が企てた「狂言誘拐」

鶴見中尉は鯉登親子に恩を売り、自分の政権に利用したかったのです。

ねこ先輩
ねこ先輩
鯉登パパは海軍少将だからね

 

月島には「あなたも鶴見中尉に消されるから胸にしまっておけ」と忠告され、「鶴見中尉すごーい!!そんなに必要とされていたなんて嬉しい!!」と喜んでいました。

しかし、その後、鯉登少尉は鶴見中尉の前でも薩摩弁が出なくなり、普通に話すようになります。

鶴見中尉への忠誠心に揺らぎが出ている感じがしますよね。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
そりゃ利用されてたなんて知ったらいい気はしない

 

それでも鶴見中尉の目的である「金塊で軍資金を得て、他国の脅威から日本を守る。戦友が眠る満州を日本の領土にする」に共感したから、最後まで従っていたわけです。

しかし鯉登少尉は最後、鶴見中尉への揺らぎかけた忠誠心よりも部下(月島たち)を思う気持ちが勝ったのだと考察します。

 

鯉登少尉は、

樺太でキロランケの爆弾で月島や谷垣が重症を負った時、「よくも私の部下たちを」と激怒

谷垣が身重のインカㇻマッと共に脱走した時、見逃してあげる

と、以前から部下思いな一面が見られました。

ねこ先輩
ねこ先輩
金カムには珍しく、「陽」な性格だよね

 

月島が命がけで権利書を鶴見中尉に届けようとした際、「行くな、お前はもう戦えない。(鶴見中尉に)もうこの男を解放してあげてください」と言っていましたよね。

鯉登少尉は部下思いな真っ直ぐな人物なので、鶴見中尉のために犠牲になる月島を見ていられなかったのでしょう。

ねこ先輩
ねこ先輩
まさに「私の部下に何をする」状態なわけだね

 

最後に「権利書や金塊がなくても国防は務まる」と言っていた通り、忠誠心が揺らぎ始めた頃から、鶴見中尉なしで日本を守ることを考え始めていたのではないでしょうか?

そして言葉通り中央政府から部下たちを守り、第七師団長にまでなったのです。

 

月島は考えるのが疲れてしまっており、「鶴見中尉に従う」だけになっていました。

そんな鶴見中尉がいなくなった後、鶴見中尉と違って圧倒的に「陽」で真っ直ぐな鯉登少尉の部下思いな優しさに触れ、「鯉登少尉を『支えよう』」と思ったのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
月島の最後の表情を見ると、今度は「従う」んじゃなくて「支える」になってるんじゃないかな

 

前述の通り鯉登少尉なら汚い仕事をさせず、頭を使って解決させてくれそうですよね(><)

ねこ先輩
ねこ先輩
「月島ー!アイディアはないのか!何か考えろ!」とか言ってそう(笑)

 

このように、

2人とも鶴見中尉に忠誠心はあった

鯉登少尉の忠誠心が揺らいで、「鶴見中尉への忠誠心<部下への思いになる

鶴見中尉が消え、月島は鯉登少尉の真っ直ぐさに「ついていこう」と思えた

という流れだったのではないかと考察します。

ねこ先輩
ねこ先輩
ひねくれまくった鶴見中尉に従っていた月島には、鯉登少尉の真っ直ぐさが必要だったんだと思う

 

鶴見中尉は部下を本当に駒だと思っていた?

考察結果→鶴見中尉自身は駒だと思っていない

 

鶴見中尉(玉木宏)は、

月島や尾形に鯉登少尉の狂言誘拐など、汚い仕事をさせる

尾形に実の父親を殺害させる

鯉登少尉が傷を負った際、「甘い嘘」といった言葉をかけずに無視

など、部下を「ただの駒」として扱っていると思われてもおかしくない言動をしています(^_^;)

 

しかし鶴見中尉自身、宇佐美に「私は部下を『駒』だなどとは思ってない」と言っていましたよね。

これは宇佐美を操るための「甘い嘘」にも見えますが、鶴見中尉自身は本当に「駒」だとは思っていなかったのではないでしょうか?

「戦友たちが眠る土地を日本の領土にしたい」は本音っぽいし、「他国の脅威から日本を守る」の「日本」には、部下やその家族も含まれているはず

少年時代の宇佐美を指導していた先生に、「どれだけ部下との愛を“育む”かが大事」と言っていた→部下の愛を「得られるか」ではない

谷垣の過去の話を聞いてくれた→後に利用する材料にはしたが、一部下の話を真摯に聞いてくれたのは事実

死刑囚になっていた月島を救い出す→忠誠心を強くするためだが、尽力したのは事実

足も腕もなくなった二階堂を見捨てず、甘やかしている(笑)

宇佐美の殺人を隠蔽&死に際に指を噛みちぎって食べる→自分の一部にした?

ねこ先輩
ねこ先輩
『蛇にピアス』でも、主人公が「私の一部になればいい」って元彼の形見を飲むシーンがあるし

と、鶴見中尉なりに部下を愛していた描写は多々あります

 

しかし、それ以上に部下の忠誠心を試し過ぎなんですよね〜

ねこ先輩
ねこ先輩
前述のいご草ちゃん事件や鯉登少尉の誘拐事件もそうだし、尾形に父親を殺害させたのもそうだし

 

鶴見中尉は他人を信じられず、自分なりのやり方(鶴見劇場)で試すしか、人を信じる方法を知らないのかもしれません。

ねこ先輩
ねこ先輩
メンヘラがすぐに「別れる!」って言って、止めてくれるのを待って愛を確かめるみたいに

 

私もメンヘラなので「別れる!」と言って相手の愛を確かめるみたいなことをしたこともあるのですが(^_^;)、別に悪意はないんですよね〜

そのため鶴見中尉も「鶴見劇場」に悪意はなく、部下を駒だと思っているわけでもなく、ただただ忠誠心を確かめる方法がそれ以外わからないのではないかと考察します。

 

もしかしたら鶴見中尉も誰かに「鶴見劇場」をやられた経験があったり、誰かにひどく裏切られた経験、愛されなかった経験があったりするのかもしれませんね。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
鶴見中尉の両親の話って確か出てきてないし、愛されずに育ったから、愛情の試し方が異常に歪んでるのかも

 

鶴見中尉は妻子を愛していた?最後の表情は?

考察結果→めちゃくちゃ愛していたが、既に亡くなっている人より、日本の未来をとった。最後の表情は心の中でお別れをしていた?

 

鶴見中尉は若い頃、スパイとして「長谷川幸一」という名前でロシアに潜入しており、現地でロシア人の妻・フィーナ、娘・オリガと暮らしていました。

ロシア側にスパイだとバレた際、ウイルク(のっぺら坊。アシㇼパの父)の撃った弾が(多分わざとではなく)妻子に当たってしまい、妻子は亡くなってしまいます。。。

 

ロシアで妻子を得たのは、スパイだとバレないための作戦の一つだと思いますが、

フィーナが亡くなる寸前、最後に自分の名前を告げる→最後に愛した人に本当の名前を呼んでほしかった?

妻子の指の骨を持ち続けていた

「妻子が眠る土地を日本にしたい」と言っていた

妻子を殺害したウイルクの娘・アシㇼパの前では冷静でいられず、体液ダバダバ

といったことから、フィーナとオリガのことは本当に愛していたのでしょう。

ねこ先輩
ねこ先輩
稲妻強盗と蝮のお銀の赤ちゃんを助けたのも、オリガを思い出してたんじゃないかな?

 

スパイだとバレないための偽りの自分で築いた関係だとしても、愛は本物だったということですね。

 

最後の戦いで、そんな「最愛の家族」の遺骨(指の骨)と権利書が同時に機関車から落ちかけてしまい、鶴見中尉は権利書を取りました。

しかし、その後、落ちていった遺骨を見ながら愛しいものを見るような、切ない表情をしていましたよね。。。

 

権利書を選んだのは、既に亡くなっている妻子よりも、「他国の脅威から日本を守る」という今生きている人たちを優先すべきだという信念があったからでしょう。

権利書を選んだだけだったら、「やっぱり妻子より自分の野望かよ」と思えてしまいますが、あの最後の表情を見たらフィーナとオリガを何よりも愛していたことが分かります。。。

 

鶴見中尉は落ちていく遺骨を見ながら、フィーナとオリガを思い出し、心の中で最後のお別れと、選ばなかったことの謝罪をしていたのではないでしょうか。。。

ねこ先輩
ねこ先輩
だから愛おしさと切なさが入り混じったような表情になってたんだね

遺骨がなくなっても2人との思い出が消えるわけではありませんが、忘れないように目に焼き付けていたのかもしれません。。。。

 

ここで2人のことを強く想ったから、その直後にアシㇼパさんに向かって

「愛するものは皆ゴールデンカムイに殺される。全部お前の責任だ、“ウイルク”」

と、2人を殺害した、誰よりも憎んでいる男の名前を口にしたのではないでしょうか?

ねこ先輩
ねこ先輩
2人を想いすぎて、アシㇼパさんの青い目を見てウイルクに重ねたんだね

 

アシㇼパさんに当たっているようにも見えるので、鶴見中尉は頭では権利書を選んだことを正しいと思っていつつも、遺骨を見捨てたことを後悔していたのかもしれませんね。。。

 

最後の晩餐の意味と答え合わせ

原作9巻の杉元が土方一味と手を組んだシーンで、『最後の晩餐』のパロディ描写がありました。

【『最後の晩餐』とは?】

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。

イエス・キリストが処刑される前夜に12使徒(弟子)と共に摂った夕食を描いている。

キリストはこの時、「12使徒の中の一人が私を裏切る」と予言した。

 

12人の中にはキリストを裏切ったユダもいたため、考察が盛り上がったようです。

最終巻を迎え、『最後の晩餐』の通りになったのか答え合わせをしていきましょう。

 

まず『最後の晩餐』の絵に、どのキャラクターがどの使徒に対応しているのかを記載してみました!

最後の晩餐とゴールデンカムイ

左から、どんな使徒なのかと共に、まとめてみました↓

使徒の名前
(金カムのキャラ)
特徴
バルトロマイ
(剥製)
皮剥ぎの刑で殉教(死亡)
小ヤコブ
(剥製)
イエスと容貌が似ていたとされる
アンデレ
(剥製)
ペトロ(杉元に対応)の兄弟
ユダ
(キロランケ)
お金目当てでキリストを裏切った
ペトロ
(杉元)
キリストの最初の弟子で、弟子たちのリーダー的存在
ヨハネ
(白石)
十字架に架けられた時も側にいた「イエスに最も愛された弟子」。使徒たちの中で唯一殉教しなかったが、後に島に幽閉され、そこで黙示録を記した
キリスト
(アシㇼパ)
神の子。キリスト教の創始者
トマス
(剥製)
少しずれていて疑り深い
大ヤコブ
(牛山)
ヨハネ(白石に対応)の兄弟で、「雷の子ら」と呼ばれていた
フィリポ
(家永)
キリストに直接招かれて弟子になった
マタイ
(尾形)
極悪人とされる元徴税人(税金を集める仕事)だが、キリストと会って改心。天使と共に描かれることが多い
タダイ
(永倉新八)
「忘れられた聖人」と呼ばれている
シモン
(土方歳三)
詳細については不明な点が多く、後世、いくつかの伝承がつくられた

 

確かに、

バルトロマイに対応した剥製→皮剥ぎの刑

小ヤコブに対応した剥製→アシㇼパと表情が似ている

ユダに対応したキロランケ→アシㇼパを裏切り、尾形に指示してウイルクを殺害

ペトロに対応した杉元→アシㇼパと最初に出会った。リーダー的存在

ヨハネに対応した白石→最初の方に出会っていて、常にアシㇼパの側にいた。後に島に行き、手紙を書いた

キリストに対応したアシㇼパ→アイヌを導く存在になった

マタイに対応した尾形→中央のスパイで嫌われ者だが、アシㇼパには心を開き始めてたように見える。共に描かれる天使=勇作?

ペトロ(杉元)、大ヤコブ(牛山)、ヨハネ(白石)は特に地位の高い弟子→暴走列車での戦いで、3人とも身を挺してアシㇼパを守った

といった点がそれぞれの使徒を彷彿とさせますね!

ねこ先輩
ねこ先輩
こんなに考えて作っていたなんて、こだわりがスゴイ

 

なお杉元が対応しているペトロは、キリストから「あなたは鶏が鳴く前に3度、私を知らないと言うだろう」と予言されます。

翌日にキリストが連行され、周囲から「おまえもキリストの弟子だろう」と詰め寄られた際に「違う」と3度否定してしまうのです。。。

キリストを裏切ったわけではないのですが、弟子であることを否定したということですね。

 

杉元はアシㇼパさんとの相棒関係を否定したことは1度もありませんが、

アシㇼパの家族と会った後、1人で離れた

樺太には別々に行った

鶴見中尉とアシㇼパを会わせる直前、アシㇼパの覚悟をナメていて白石から説教された

と、相棒関係が揺らいだ出来事が3回ありました。

回数まで合っているなんてスゴすぎて鳥肌が立ちます(><)

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まとめ

本記事では、ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?尾形の自害の理由は?キャラのその後は?と題して詳しくご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

鶴見中尉は生きていてマッカーサーの黒幕になり、尾形の自害の理由は罪悪感を見たくなかったからだと考察させていただきました。

皆さんの考察の参考にしていただければ幸いです(*^^*)

それでは、ゴールデンカムイ考察!鶴見中尉は生きてる?尾形の自害の理由は?キャラのその後は?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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